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ザ☆ビッグバン!! (2010)

THE BIG BANG

監督
トニー・クランツ
  • みたいムービー 16
  • みたログ 65

3.20 / 評価:25件

サスペンスをSFで味付けた異色作

  • qua***** さん
  • 2012年4月1日 17時52分
  • 閲覧数 780
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

ハードボイルド・ミステリーとSFの異色の組み合わせを持つ本作。

前半のハードボイルな雰囲気から一転、後半のストーリーは徐々にとんでもない方向に舵を切る。
SF的要素が徐々に強くなっていくのだが、両者がストーリー面で密接に絡んでいるわけではなく、妙なツギハギ感がある。

まるで新聞の切り抜きを集めたスクラップブックのような作品だ。
サスペンスの下地にSFの記事を集めたといった具合だ。

だが、この表現しづらい不思議さ、違和感がなんとも独特でだんだん心地よさすら感じてきてしまう。

ではSFを取り入れた意図とは何か。
思うに本作ではSF的な派手さや奇抜さを狙ってSFを取り入れたわけではないように見える。
SF的要素はあくまで味付け程度で、科学的な理論や仮定をクライム・サスペンスの切り口や見せ方、説明に使っているようだ。

例えば、主人公の捜し求める女性を「シュレーディンガーの猫」にかけて「確かに存在するのに見えないもの」と象徴的、比喩的に表現していたり。
他にも、人類の起源(神の素粒子)の探求と主人公の捜査、このSFとミステリー、両者の謎への追求が微妙にリンクされていたりと。

まるでSF要素を狂言回しに使っているようにも捉えられる。

その点では、ありきたりな探偵ものに新鮮さを与えることができている。
ここに本作がSFを取り入れたことの意義があると言えるだろう。

もっとも、SFを取り入れたことで逆にミステリー部分の存在感が霞んでしまっていることも。
急展開や真相のネタばらし場面でSF要素を効果的に使って演出できていればなお良かったように思う。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 知的
  • かっこいい
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