プリヒタの素数円
- i_t***** さん
- 2012年6月25日 16時24分
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自然数を紙の上に鉛筆で円状に1から24まで記入し、25から48までは1から24までの数字の外側に二順目に円状に記入する。49からも同じ様に三順目の円状に記入する。すると素数は、最初の1から24の円の、1、5、7、11、13、17、19、23 の 八っつの数の延長線上に来る(素数でない数も来る)。これがプリヒタの素数円だ。1は厳密に言えば素数ではないが、1の延長線上にも素数が来る。また、2と3は素数なのだが、このふたつの数の延長線上には素数は来ない。
こういった規則性は宇宙の神秘のひとつなのではないだろうか? 数を扱った映画はいくつかあるんだが、一般向けのオッカム流の単純に噛み砕いた数論を物語の中に織り込むと面白いと思うんだがな~。
人間は大脳新灰白質がヒマなもんで、クソ面倒くさい事に興味を示すんだが、専門的な内容になってしまうと映画が睡眠薬の役割しか果たさないから、『コンタクト』のように、さりげなく数に関する概念を挿入しておくと効果的だと思うんだが。人々が数に興味を示し始める。
旧約によれば、神は7日で世界を完成させた。それゆえ7は聖書世界では特別な数になっている。しかも素数だ。
この映画ではシンクロ(ブラックマターの共鳴現象)の原因究明が脇役として脚本の中に入っているが、結局ブラックマターについては何も分かっていないし、これからも分からないと思えるので、結果が見えている。何も分からない、という結果だ。すると映画もなんとなくスッキリしない後味が残る。ミステリーの場合はそれが狙いって手もあるだろうけどね。
シンクロに比べると素数はプリヒタが完璧ではないものの、出現するパターンを見つけているので脚本の中に織り込む場合にも現実的な物語になじみやすいのではないかと思う。
例えば連続殺人の犯人の残した数字が、プリヒタの素数円からの抜粋だったとか。
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