デタッチメント 優しい無関心
4.0

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(26件)


  • oir********

    5.0

    琴線をかき鳴らす心象風詩的映像編集が奏功

    明確に理解は出来ていないのだろうがメインテーマは〝人生は虚しい、それでも各自意義を見出し生きていかねばならない”みたいなものと個人的には受け止めた。あくまで心情的フィールに過ぎないけれどもね。 ありがちな学級崩壊立て直しスポ根ドラマではなく、一人の臨時教員の回顧モノローグという形でストーリーは進展。 そもそもその男性教員が深い傷と悲しみを内に秘めたキャラ設定としたことで、問題児の内面に入り込みポジティブな方向へ転向させるという説得力が醸成されたように感じられた。 個々のエピソード的に見れば学級どころか学校の崩壊記であり、一人の少女の破滅記でもあり、別の少女と臨時教員のヒューマンな愛の確認物語でもある。その他のエピソードの相(層)も適度な深みと厚さを伴い深層心理に響てきた。 的確な製作技法に感心すると共に、久々に感情の深いところで充実を覚えたいい作品でした。 4.8の五つ星

  • ホラーに甘く、邦画に厳しく!

    4.0

    最高傑作!人との関わりは未だに謎。

    今のご時世、無関心が一番楽。自分の事で精一杯なのは皆同じ。 ただ干渉しない結果、この映画の結末になりうるのも事実。 現代社会に一石を投じているテーマ。 人として、どこまで人と関わるべきなのか・・・ 俳優陣も超一流。埋もれるにはもったいない作品。

  • yok********

    4.0

    痛感する映画でした

    底辺層で勤務する教師という職業は生徒と向き合うとすればするほど、忍耐と意欲が削られ疲弊してしまう事実がとても丁寧に描かれていました。スクールカウンセラー役の ルーシー・リューがキレて女子生徒に言い放つセリフが胸に滲みました。若い人に観て欲しい映画です。

  • nk6********

    5.0

    あっという間に

    兄が教師をしている とても心配だ そして自分の働き方や生き方を考えさせられた

  • u_u********

    3.0

    自分には深すぎるのかな

    作者の真意が読み切れない作品だった。 多分これは自分に絵心が足りない部分もあるとは思う。 しかし、多分キモになるフレーズは最後に出てくる。 僕はここにいない。 人には人は見えない。自分が見たい人を作り上げて、人は人を見る。 結局、子供であれ大人であれ、足りないものを他人が与えられるなんて思い上がりなのかも知れない。 家族以外は。

  • swi********

    5.0

    ネタバレこれはいい映画だ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • aik********

    3.0

    重い

    結末がどうこうという映画じゃなくて、ドキュメンタリーみたいに進んでいく。正直重くて暗くなる、でも色々考えさせられる映画。

  • oon********

    5.0

    ネタバレ観てよかった。l

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • fg9********

    4.0

    エリカの演技は迫真もの

     …あらすじは、解説のとおり。  臨時教師としてある高校にやってきたヘンリー(エイドリアン・ブロディ)だったが、その高校は凄まじく荒れていた。  ヘンリーはそんな高校を幾度も経験してきたのか少しも動ぜず、いや、むしろ優しい無関心さを装いながら真摯に接する。  そんな教師の心根を察したのか、太っちょの少女が淡い恋心を抱く。  しかし、この少女は心に闇を抱えており、ヘンリーがこの高校を去ると知って選択した行動は衝撃だった。  一方、ヘンリーは町で出会った娼婦の少女・エリカ(サミ・ゲイル)と一緒に暮らし始める。  父・娘のような清い関係だったが、いつしか男と女の関係になるのを危惧したものなのか、ヘンリーは少女を施設に引き取らせることにする。  この時の、二人が引き離されるシーンは切なく、特にエリカの演技は迫真ものだった。  何故か、『タクシードライバー』のジョディ・フォスターを想い出してしまった。  結末は、先の太っちょの少女の出来事に胃の底が重く澱んでしまっていたが、更にヘンリーとエリカの笑顔の幕引きがあり、爽やかさも併せ持つ作品だった。

  • ham********

    4.0

    深く考えさせられる作品

    映画を観ている間も観終わった後も深く考えさせられました。 日常の出会いや問題、悩みなどが積み重なっていくだけの内容と言えば、そうですが。 アニメーションや過去の記憶の映像が上手く映画のなかで緩急をつけており、しっかりと引き込まれる作りになっていたと思います。一気にラストまで観た。そんな感じです。 苦い現実が深く深くに優しく流れ込む。 衝撃は少ないのに何故か身動きは取れない。 人が他人のためにできることはあるのか、どんな方法をとれば良いのか。 自分を生きることで精一杯になってしまうことだってある。 大人であれ子供であれ皆同じ。 洗練された映像とストーリーで見せてくれました。 泣いたり、考えたり、心配したり。 エイドリアンブロディが素敵な先生でした。

  • kam********

    4.0

    佳作

    学校、不良少年などのテーマを正面から扱った作品。教師という仕事の重さがよく描かれているが、正直日本の教師はもっともっときついだろう。感謝されない学校現場を、地域がケアする、そして結果として地価が上がるというwin-winな関係というのもありだと思うが。

  • sau********

    5.0

    人々の心の闇を描いた作品

    荒れた高校を舞台に、誰しもが持つ心の闇を真正面から描いた秀作。 臨時教師として荒廃した高校にやってきたヘンリー(エイドリアン・ブロディ)。荒れた生徒と向き合うとき、ヘンリーもまた、心に闇を持ったような寂しさを見せる。ある少女との出会いで少しずつ変わりだすが……。 久々にすごく良い作品に出会いました。ヘンリーを含む様々な人間の心の闇を見事に描写しており、胸に突き刺さる映画です。途中で出会う少女、エリカ(サミ・ゲイル)の存在が良いですね。結局心に大きな闇を持つ人は、それを分かってるからこそ、同じような人の存在によってしか変われないのでしょうね。自分に重なるところも多く、何度も涙が出てきました。 キャストもかなり豪華です。エイドリアン・ブロディをはじめとし、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ルーシー・リュー、ジェームズ・カーン等、実力者揃いです。サミ・ゲイルはこの作品が長編デビュー作のようですが、これからどんどん伸びていくのではないでしょうか。今後に期待ができる女優さんでした。 少し重い作品ですがオススメです。「明日、君がいない」なんかが好きな人は気に入ると思います。

  • mik********

    5.0

    久々に良作に出会った。

    胸打たれて泣きました。辛くて・・心痛いです。 エイドリアンブロディーが好演しています。 ドキュメンタリーっぽくしていてなおかつ幻想のカットなどもありますが 全体的に1つの作品としてよくできていると思います。 個人的には 主人公の幼少期の記憶・回想のシーンがちょっとくどいほど リピートし過ぎているところと エリカの検査結果を作品の中で公表していない?? のが減点だったのと ルーシーが 個人面談で叫んでいた言葉が、すべて自分に突き刺さりました。 まさに自分に言われているようで・・ 私が学生の時 親も先生もこんなこと言ってくれる人は周りにいなかったな。 教師も人間。それぞれ人生があり悩みや問題を抱えている。 それは今も昔も変わらないことだけど・・ 子供に罪はない。悪いのは時代の流れと言うべきか。世の中が 悪い方向に行っているのは間違いない。 私も親として考えさせられる そしてすぐに答えや正解は出せないのだけど 見た人が各々何かを感じそれぞれの解釈で考える そんな映画かな。

  • ain********

    4.0

    ドキュメンタリー並みに描かれている

    こういった問題は、日本しか見てなかったが、 アメリカは民族入り乱れての国だから、 教師は相当大変だと思うのと、ストレスからくる 教師の犯罪もハンパないでしょう。 この映画はその部分を淡々に描いていて、 当然解決方法を導く事もなく、 各人の人間模様が冷たく描かれている。 ドキュメントタッチな演出が、 この作品を引き立たせてるといえよう。

  • いやよセブン

    4.0

    荒廃している教育現場

    臨時教員のヘンリー(エイドリアン・ブロディ)が最低の高校にやってくる。 規則を守らない生徒と、守らせない教師が悪いと嘯く親に、校長以下教師は疲れきっていた。 ヘンリーは通勤バスで見かけた売春する少女の面倒を見始める。 また、成績抜群だが太っていて、変わった絵を描く少女にも声をかける。 教師の悲鳴が聞こえて来そうな教育現場は日本もよく似ていると思う。 女性教師(ルーシー・リュー)の叫びは襲い掛かる無力感をよくあらわしている。 ラストは解決にはならないが、救いがある。

  • aqu********

    4.0

    ~ひとりの教員として見た感想~

    私は教員をしている者です。 学校の教育現場は本当に大変です。 教員は、学校にいても、家にいても、休みの日でも、いつも生徒や親のことが頭からはなれません。 企業に働く人にとって教員とは、どう映る存在なのでしょうか。 「楽で給料をもらって休みもあったいい職業」と思われているでしょうか。 はっきり言って、教員は大変です。 昨年でしたか、企業から校長職になった30名余りの人は90%が次年度校長職から降りたといいます。生徒と生で接する教職員はもっと大変だと思います。 激務に耐えかね、生徒や親との確執に耐え兼ねて、うつ病になる教員も後をたちません。 ☆ ☆ さて、この映画の話。 とてもリアルに作られている映画だと思いました。 教員の視点でストーリーが進んでいきます。 主役を演じたエイドリアン・ブロディ。 「戦場のピアニスト」以来、久々にお目にかかりましたが、セリフを発しないときの表情がいいです。 素晴らしい俳優さんですね。 学校ではうまくいくこともあれば、うまくいかないこともあります。 教員は普通の人間ですから、できることもできないこともあります。 限られた時間と限られた人手と限られた能力では、できないことのほうが多いです。 「やる気のない生徒のやる気を引き出すのが、教員の仕事だろう」 と言う人がいます。 「心から話をきき相談に乗れば、生徒たちは必ず変わる」と、言う人がいます。 現実ではそうなる場合もあるし、失敗する場合もあります。 教員には家庭もあります。 わが子のことも親のことも気になります。 1人の生徒がどんなに大きく道を踏み外すとわかっていてっも、こちらに、命懸けで全力で引きずり戻すだけの力や精神はありません。 金八先生や、夜回り先生は素晴らしいですが、なりたくてもなれません。 だから、この映画にリアリティを感じました。 「教員」以外の人がこの映画を観たら、どう思うのでしょう。 きっとうまくは伝わらない、わからないでしょう。 学校現場は学園ドラマではない。 全体に漂う陰鬱殺伐とした雰囲気、それでも頑張ろうとする人々。 学校を題材とした映画ではとてもリアルで心に残るものとなりました。 ☆ 優しい無関心~デタッチメント~という言葉、心に留めておきます。

  • mas********

    4.0

    疲弊する教育現場

     イジメ、モンスターピアレンツ、体罰問題・・・・日々、ニュースで耳にする言葉だ。噂では聞いていた現在の学校が悪い方に変化し困難を極めていると。 疲労困憊の教師に疲弊する教育現場・・・・ そんな学校問題を真正面から描いた、そしてえぐった映画が本作である。たくさんの学園映画は存在するがこれほど真実を捉え、問題に直視した映画は恐らく他に存在しない。 この映画の優れている点は、人の核にある悩みや問題を逃げずに描いている点にある。目をそらしたい部分ではあるが、日常にある誰も持つ苦悩を描いている。いくら教師が生徒に情熱を傾けてもバカが量産され続ける日常風景等はまさにそれだ。 金八先生やルーキーズに出てくる情熱ある先生にはなれない。決してなることが出来ない。日々日常に潜む問題は教師のスキルを遥かに超えている。 この映画からはそれがイヤという程伝わってくる。 『現在の教育現場』を辛辣に描いている点は素晴しい。エイドリアン・ブロディの 表情にない教師像も見事にハマっていた。俳優陣も豪華である。 是非、逃げずに疲弊する現在の学校問題としてみるべき映画であろう。

  • sub********

    1.0

    There is no hope.

    見ていると確実に鬱になる。。自殺、父親の痴呆、売春、DVが ふんだんに登場。 でも実際の生活なんてこんなもの。最底辺の生活を強いられている人が 社会の大半だ。だからこそ、見ていて救われなくなる。 ちゃんと最後は一筋の光を見せてくれるが、はたしてそこまでして 生きる価値ってあるのかな? 途中で自殺した女の子のほうが、正しい選択をしているのかもしれない。 救われない。本当に救われない。4月の頭に見る映画ではなかった。

  • kan********

    2.0

    全然優しくない無関心(笑)

    結果的には「思わせぶりな優しさ」になってしまってたと思いますね。 裏目に出たというか。 売春婦役のエリカは具体的には何歳かはわかんないけどおそらく10代でしょう。 そして生徒のメレディスも10代。 サラはもういい年でしょうけど、このエリカとメレディスへのヘンリーの態度は ある意味反則でしょ。 そんな思わせぶりさせるなら最初からするなという感じですけど(笑) この作品はぶっちゃけメレディスとエリカが軸になってると言えるでしょう。 大人は主役ではないです。 要は昔ではもうすでに大人って言われている年齢とはいえでも 今の時代ではそんなに年齢とか関係なく、脆く傷つきやすい心を持つ人も結構いるもの。 そんな中で10代となると大人の影響をモロに受けてしまう・・・ そんな大人のただの義務でするような愛情でさえも子供は本気にしてしまう・・・ それがエリカとメレディスのとった行動に大きく表れている。 この作品ではメレディスの自殺によってヘンリーは人として大切なものに気づき、 結果的にはエリカとの関係を大切にしようとする・・・ それが大まかな内容の1つでしょうかね。 結構暗い&鬱っぽくなる(笑)内容なので、 そういうのが好きではない人にとってはあまり後味の良い作品とは 言えないでしょうね。 個人的にはそういう問題にスポットを当てる内容は好きなんだけど、 この作品においては終始暗い気持ちしか残らなかったので、 そういう意味で評価はあまり高くはできないですね。。。

  • tom

    5.0

    学園物の秀作にして、最もリアルな映画。

    なぜ、この映画はこんなにヤフー映画での評価が低いのでしょう。 それは、どこにも正義の味方がいないし、良い解決策もないし、気分も滅入るだけだし、はっきりとした悪者がやっつけられるわけでもないからでしょうか。 たとえばそれは、「覇気がない奴は嫌いだ!」ってところでしょうか。 さて、私は、覇気がない奴です。 日々、疲れていて、本気を出すには、失うものが重すぎます。 理想は捨てていませんが、理想が現実になる日は天文学的な遠さに感じています。 無事にわが身を守り、家庭を保つことさえできれば満足だと、思うようにしています。 自分が人間らしくありたいと思うと、全力を仕事に注ぎきることはできません。 仕事を人生の最大の目的としている人たちとの、乖離を感じています。 そしてそのことに、いつも罪悪感を覚え、劣等感を感じています。 ノイローゼになるほどには繊細ではありませんが、 自分の生ぬるさにうんざりしていて、悩みと後悔が絶えません。 この仕事を“聖職”などと呼ぶ人たちに出会ったなら、きっと首を絞めたくなる衝動にかられることでしょう。 こころの、なかで。 「そう思うなら、あんたがこの仕事に就けば良かったんじゃないか?」 と、いつも言いそうになります。 人間にはできることとできないことがあります。 限られた時間と限られた人手と限られた能力では、できないことのほうが多いのです。 「やる気のない生徒のやる気を引き出すのが、おまえたちの仕事だろ」と、理事長は言います。 「じっくりと話をきいてやり、相談に乗ってやれば、生徒たちは必ず変わるはずです」と、校長は言います。 たしかに、そうかもしれない。 わが子が起きているあいだに家に帰り着くことを、あきらめれば。 もしかしたら、可能かもしれません。 仕事のうちの多くは「これは学校の領分ではなく、親の仕事ではないのか」と思いつつ、 でも、その肝心の親が注意をしないのなら、この子にいったい、代わりに誰が注意してやるのだろうかと思うと、 自分しかいないのだからと、中途半端にかかわってしまうでしょう。 けれども、いつも中途半端にしかかかわることはできません。 毎年100人以上の生徒とかかわり、家に帰れば妻もいれば子もいるのですから。 1人の生徒がどんなに大きく道を踏み外していようとも、こちらに、全力で引きずり戻すだけの力はありません。 残念ながら我々の多くは、“夜回り先生”ではありません。 尊敬はしても、なりたくはありません。 そういう、私と同様に、この仕事に疲れ、いつも中途半端にしか仕事を遂行できていない自らにうんざりしている、 そういう「教員」(マイノリティ)がこの映画を観たら、とてもリアルに感じるのでしょう。 そして、そういう「教員」以外の人(マジョリティ)がこの映画を観たら、くだらない甘えにしか感じないのでしょう。 「映画として優れているかどうか」ではなく、「登場する教師が、教師として優れているかどうか」で判断するなら、 この程度の評価でも仕方がないのかもしれません。 なお、私には、今まで観たどんな学園ドラマや映画よりも、最もリアルでこころに迫る映画でした。

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