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ドライヴ (2011)

DRIVE

監督
ニコラス・ウィンディング・レフン
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3.70 / 評価:1,736件

サソリとカエルの寓話

  • derzibet さん
  • 2012年4月8日 23時24分
  • 閲覧数 7322
  • 役立ち度 55
    • 総合評価
    • ★★★★★

主人公のドライバーがいつも着ているサソリのジャンパーが何となく気になっていたのですが、要するに、この作品のベースは、サソリとカエルの寓話なんですね。

物語は、自動車の修理工をしながらら、カースタントのアルバイトをする表の顔とは別に裏では犯罪者の逃がし屋をするドライバー(ライアン・ゴズリング)が同じアパートに住む人妻アイリーン(キャリー・マリガン)に想いを寄せたことから事件に巻き込まれて、裏組織から狙われることに・・・。

ドライバーも寡黙ならば、その想いを寄せるアイリーンも多くは語ることはないのですが、その表情、特にその眼差しに込められた想いだけでその気持ちは十二分に伝わります。逆に言葉の少なさにこそ、その愛の強さや真剣さが感じられます。秘めたる想いを胸に抱くキャリー・マリガンの愛らしさはとても魅力的です。

”逃走経路はまかせろ”

プロの逃がし屋家業の前半のスタイリッシュな展開とは異なり、後半はバイオレンスな様相になるのですが、ここに物語の主題があります。

”サソリとカエルの話と同じ”

物語で語られるセリフですが、過ちや理不尽さを越えた持って生まれた人間の性(さが)を描きたかったのでしょう。

ちなみに、サソリとカエルの寓話とは簡単に説明すれば、川の対岸に渡りたいサソリがカエルに背中に乗せて運んで欲しいと頼むが、刺されることを恐れて断ります。しかし、刺さないよの言葉を信じて川を渡るも途中でサソリに刺されて共倒れしてしまうお話で、刺した理由が「それが、サソリの性だから」であり、要するにどの様な状況においても本質は変わることがなく、それが持って生まれた個性であり、理不尽さを正当化する例え話としても良く引用されます。

とは言え、バイオレンスな展開には少々戸惑う人もいるとは思いますが、キャリー・マリガンの表情、特にその眼差しを観るだけでも十分元が取れる作品です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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