2012年1月14日公開

はさみ hasami

1122012年1月14日公開
はさみ hasami
3.7

/ 91

31%
33%
23%
3%
10%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(16件)


  • fg9********

    3.0

    人を綺麗にすることが出来る人は、自分をも

     …あらすじは、解説のとおり。  先ずは、理容美容専門学校が国家資格であり、着物の着付けまで学ばなくてはならないなんて、なかなか大変だなぁと感心する。  内容は、理容師・美容師を目指す若者たちが、それぞれの悩みを抱えながらも、一途な教師(池脇千鶴)の助けを借りながら成長してゆく様が、静かに丁寧に描かれている。  生徒の一人のおデブちゃんの人柄の良さには、思わず涙ぐんでしまった。  また、「人を綺麗にすることが出来る人は、自分をも綺麗にすることが出来る」というセリフには、この作品の全てを現わしていて納得する。  久々に拝見した竹下景子は流石の存在感で、この作品の屋台骨を支えていた。  一見の価値はあった。

  • gro********

    4.0

    綾野ワールド

    綾野剛さん、ボブヘアー凄い似合ってるー!ミステリアスで儚げないい雰囲気だしてました。すっごく素敵です。 綾野さんのシーンはなんというか独特の空気感ですね。 ストーリー的にはいい役柄とは言えませんが。。。 池脇千鶴さん、先生役には見た目若すぎ?と思ったけど体つきちょっと太めに見えたりしっかりした口調で段々と先生に見えました。 竹下景子さんはさすがの存在感、生徒の二人も演技が良くて他の出演作もチェックしてみたくなりました。 全体的に重すぎず軽すぎず、休日の昼間に観るにはさわやかでちょうどいい感じです。 どうでもいいけど、夜の街中や屋上のシーンで風が強いのがちょっと気になってしまった。

  • シャオフー

    3.0

    親切すぎる専門学校

    光石富士朗監督の近作「大阪ハムレット」が今でも心に残って いたので1年以上も前から公開を楽しみにしていました。 主役の学生を務めた二人がとても良かったです。 はさみを扱うこつをつかめず伸び悩んでいた女子学生・弥生。 授業に身が入らない訳は、アート系の彼氏の仕事がうまくいかず 心配だったから(大人から見ればこの彼氏は幼稚な言い訳をする つまらんヤツなのだが)。好きな人の顔色を窺っているうちに だんだん自分自身を失くしていくという若い女性にありがちな行動を 徳永えりさんが泣き笑いの表情で巧みに演じています。 また、人とうまく関われない苛立ちを周囲にぶつけて自己嫌悪に 陥る男子学生・洋平役の窪田正孝さんの表現が繊細です。 「継母に赤ちゃんが生まれた」という現実と向き合うところなどは 窪田さんの自然に演じるうまさがよく引き出されています。 しかしこの二人の話が、個々では面白いんだけど何ともバランスが 悪いんだよね。弥生と友情を交わし、楽観主義で懸命に頑張る 「いちこ」を中途半端に大きめに扱っている一方で、洋平が からかいの対象にしていた、脚に障害を持ちつつ寡黙に努力する 同級生を、意味ありげに出したわりに話にはほとんど絡ませられ なかったという(久野雅弘さんはいい芝居するのになぁ)。 別の軸として、学生への思いやりが空回りすることが多く 社会人としては一人前とは言えない久沙江先生の戸惑いや 若者たちを最善の道へ導こうと苦心する教員たちの姿も 取り上げているのですが、“いい話”がやたらに散りばめられ、 学生を心配するあまりプライバシーに関わることを大声で 廊下や飲み屋で語り合う先生たちにちょっと興ざめです。 学生たちのエピソードは、社会に踏み出す前の厳しさとして (いい意味で)突き放した感じにしているのに、学校全体で 親切すぎる雰囲気に違和感を覚えました。 久沙江先生役の池脇千鶴さんの髪型と服装をスタイリストは もう少し何とかしてあげられなかったのでしょうか。 美容学校の先生は無造作風のおかっぱにはしないんじゃないかな (まあ、私も同じようなもさい髪型なんだけどね・・・)。 いろいろ盛り込み過ぎてとっちらかった印象を受けますが ベテラン教員役の竹下景子さんの存在感ですべてが 救われてしまいます。近頃はおばあちゃん役もやっていることなど 吹き飛んでしまうくらい、最初のワンシーンを見ただけで、 美容に携わる人だとすぐ分かる容姿や仕草・話し方をつくりこんで いるところは本当に素晴らしい女優さんだと再認識しました。

  • aki********

    4.0

    ネタバレ若者と葛藤と成長

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • bar********

    4.0

    一生懸命生きようとする者への応援映画

    何の先入観も無く単純に主演の池脇千鶴目当てで鑑賞した映画でしたが、地味ながらなかなかの良作でした。 本作は、東京・中野に実在する理容・美容専門学校を舞台に、池脇千鶴が演じた久沙江先生が問題を抱えた生徒との交流をふまえつつ何とか彼ら彼女らを一人前の理容・美容師に育てようと奮闘する、いわゆる先生・生徒物の王道を行くタイプの映画でしたが、まあ新鮮味こそ無かったですが安心して感動できる作品ではありましたね。 また、学生時代に夢に向かい夢に悩んだあの頃をついつい思い出してしまうような作品でもありました。 悩みもがき苦しみ壁にぶつかることは、ある意味学生の特権。 真剣に自分と向き合った者は、きっとそれが将来の糧になるはずですから、学生には大いに悩み苦しんでもらいたいです。 そんな悩み苦しんでいる時に、本作のような良い先生に出会えた学生は本当に幸せ者ですよ。 私自身はこう言った先生に出会えなかったので、尚更そんな思いに駆られてしまいました。 ところで主人公を演じた池脇千鶴は、とうとう先生を演じる年頃になってしまったんですね。 顔が童顔なんで、生徒役でも十分いけそうな印象ですが、30歳を過ぎたとなればそうもいきませんもんね。 ただ、見た目生徒と大して変わらなかったので、違和感を拭い去るのに少々時間が掛かってしまったのはご愛嬌でしょうか(苦笑) そんな池脇千鶴が演じた久沙江先生は生徒の将来を真剣に考える熱血タイプの先生でしたが、映画的な仰々しいタイプじゃなくて極々普通にいそうな感じの先生だったのは物凄く好感が持てましたね。 欲を言えば、何故そこまで情熱を燃やせるのか、何か先生自身のエピソードも物語に盛り込んでくれればより感情移入できたのですが・・・。 まあ、あくまで学校の主役は生徒と考えれば、このぐらい控えめな方が良いのかもしれませんね。 さて物語の方は、 久沙江先生と窪田正孝が演じた高校時代は引きこもりで今もうまく人と接することが出来ない生徒・洋平との交流と、久沙江先生と徳永えりが演じたはさみを上手く扱えない生徒・弥生との交流の2つのストーリーが軸となって描かれていました。 まず洋平のエピソードですが、こちらは私自身かなり共感できましたし、見応え十分だったと思いました! 洋平を演じた窪田正孝の演技がとにかく秀逸。 やたら人を茶化したり、妙に何かに苛立っていたり、何かと問題を起こす生徒ってクラスに必ず一人はいましたが、きっと彼らは洋平のように人には言えない心の闇を抱えていたんでしょうね。 洋平を正しい方向に導こうとする久沙江先生、そして何とか変わりたい・・・人と上手く接したいと努力する洋平、この2人の交流は本当に見応えたっぷりでした。 一方、弥生のエピソードに関しては、正直ピンと来ない部分も・・・。 いや、カットが上手く出来ずに悩む弥生を良い方向に導こうとする久沙江先生の奮闘振りに関しては見応え十分だったのですが、その前に綾野剛が演じた彼氏の仕事がうまく行かないが為に悩み苦しみ目標を見い出せずにいる弥生にどうもいまいち感情移入出来ず、焦点もどこかぼやけていた印象が拭えなかったんですよね・・・。 弥生を演じた徳永えりの好演にごまかされた感が無きにしも非ずかな(苦笑) まあ彼氏の人生も大事ですが、自分のことも真剣に考えないとね。 才能があっても大成しない人なんて、世の中吐いて捨てるほどいるのが現実ですから・・・。 何はなくとも、まずは「一生懸命」、そして「手を動かす」、そこからですね。 それにしても、主演を務めた池脇千鶴の存在感は本当に素晴らしいものがありましたが、作品を締めたと言える久沙江の先輩教師を演じた竹下景子の存在感もこれまた素晴らしいものがありましたね! 最初パッと見では竹下景子と判別出来ませんでしたが、そのぐらい美容・理容の先生に入り切っていた役者魂には感服するばかり。 流石に格が違いました。 成長途上の池脇千鶴先生と、完成された竹下景子先生、この辺の比較も本作の見所だったと言えましょう。 まあとにかく、作品全体に漂う空気が温かくて、物凄く前向きな気持ちになれるとても心地の良い作品でした。

  • le_********

    4.0

    ネタバレ物静かだが、あすへの勇気をくれる作品

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tom********

    5.0

    前へ前へ

    仕事にも、勉強にも、人生の何かにつけて一生懸命なると、そこには大きなヤマが現れる。 一生懸命になれなければそのヤマ自体、現れない。 そのヤマの前で立ち止まる人。 ヤマの中でもがく人。 そのヤマが見つからない人。 そんな人々が、美容学校を舞台に必死に前へ突き進む姿がこの映画には詰まっていました。 登場人物全員の生き様を観て、自分が前へ進めるような映画です。

  • いやよセブン

    3.0

    いつの時代も若者は大変だ

    理容(散髪屋)美容(美容室)専門学校が舞台で、今の時代、いろいろ思い悩む若者と悩まない若者、取り巻く大人たちの群像劇。 取り立てて変わった若者が出てくるわけではなく、人間関係を作るのが少しだけ苦手だったり、相手に振り回されたりするが、生きるすべを学びながら成長する姿が微笑ましい。 登場人物に悪い人はおらず、みんな一生懸命生きているのが伝わってくる。

  • kat********

    3.0

    はさみ hasami

    池脇の先生役には驚き。先生役を演じる年齢になったんだと感慨深かった。 生徒と向き合う先生役は好感が持てた。 はさみ、髪型で人生が変わるというのは大袈裟かもしれないがそれだけの力があるのだろう。 身が入らない時こそ目標を持ち取り組んでいくことはどんなことに対しても共通していると感じた。 良かったが短い上映時間の中にエピソードを入れ過ぎに感じたのでもう少し絞り込んでも良かったと感じた。

  • may********

    5.0

    一生懸命

    悩んで苦しみながらも少しずつ前に進んでいく登場人物たち。 共感できる部分も多く、「頑張れ」と応援したくなる。 でも、最終的にこの映画に励まされていたのは自分の方でした。 立ち止まったっていい。 悩んだ時間だって無駄じゃなかった。 少しずつ前に進もう。 そんな前向きな気持ちになれました。この映画に出会えてよかった。 きっとまた落ち込んだり悩んだりした時に見たくなるんだろうなぁ。

  • nak********

    4.0

    みんな悩んで大きくなった

    池脇が若くて最初は先生に見えなかった。しかし中盤、学校に来なくなった学生を実に泥臭い言葉で説教する場面から一気に先生に見えるようになった。そういえばあんな風にどこまで本気なのかよくわからないが、妙に理想を語る女の先生いたな。煙たがられながらも、畏敬されてました。 学生たちの苦悩は一人をのぞき、大したことない。技術を教える学校だから、就職先に悩むこともなさそうだ。大人の目から見ると、ドラマ性に欠けるのだが、それでも漠然とした将来に対する不安を抱えていた、若き日を思い出させてくれた。

  • kjk********

    5.0

    すごくいい

    この映画の登場人物たちは、どの人も悩んだり迷ったりして、それでも乗り越えていこうともがく。 そしてその様は、学生でなくても心に響くものがある。 僕は昔デザインの学校を二年目にして急に興味が薄れ、やめてしまった経緯がある。 そしてその頃の想いや、悩み、苦しみが、よみがえった。 もちろん、それはその当時悩んでいたことが、今になってものしかかってくる、というような重たいことではない。 ただ、あの頃の自分が、出来なかったこと。諦めてしまったもの、そしてそのままの自分が今の自分を形づくっていることへの、後悔だったり、いやむしろ、それすらも自分だ、という受け入れだったり。 あの時こうしたかったこと、を今でもそうしたいんだ、という再認識に至った。 夢は思いのほかきらめいてばかりではない。 現実が、環境が。他人が、さまざまな状況が今の自分の生活に横たわり、邪魔をしたりする。 しかしそればかりではなく、その苦境こそが自分を次のステップへと導いてくれることを、もっと身に染みて、受け止めなければならない。それは、人間、いくつになっても成長、とは言えど、やはり「あの頃」にやり遂げなければならない時間が、必ずあるのだと思う。 いろいろな選択肢がありすぎて、わからなくなってしまう。そんな現代で、それでも、自分自身と向き合って、恥ずべき部分すらも、抱きしめてあげる必要がある。 僕もあの時、その勇気があったら良かった。 だけど、今からでも、遅くはない。そう。この映画は、学校を舞台にした作品ではあるけれど、どんな年齢でも、どんな職業にでも言えることを、直球で投げかけてくれた。 たくさんの人に見てほしい映画だ。

  • びすけっと

    5.0

    職人になるために そして、体当たりの教師

    久しぶりにいい映画を観た。 何ごと、基本だろうと思う。でも、高いお金をかけて入学してきた子たちには、またそれぞれの思いと夢や打算が渦巻いている。年の近い職員が、一生懸命指導し、旅立たせていく。 「毎日道具を手入れしていると、手になじんでくるんよ」ということばがよかった。あと、「手、あれる前にこれつけときや」とぶっちょうずらの後輩にクリームを渡す先輩。 人のつながりや。 実践してきて「やっと先生の行っていたことが分かった」と恩返しに来る教え子。 みんなかわいい。みんな素敵だ。がんばれ、学生、がんばれ、新人。さらに磨け、中堅、ベテラン。 理美容学校の先生は、かみ切ってもらったりするのも、勉強なんですな。

  • ken********

    5.0

    まっとうな応援映画

    困難にあっても、あきらめずに頑張れっていう応援映画。 いたってまともで前向きな気持ちになれる映画。 普通に大規模で公開してもいい気がしましたけどね。 池脇千鶴や徳永エリさん等みんなよかった。 いい映画でした。

  • hqc********

    5.0

    温かいk映画

    派手さは無いですが、あったかいお話で、ほっこりなりました。みんな悩みつつ、たまに立ち止まったりしながらも、「いっしょうけんめ~い」前に進んでいる。元気もらいました

  • ymo********

    5.0

    苦手でも、手を動かせ!

    中野区にある理容美容専門学校を舞台とした青春群像劇です。 物語は、東京は中野にある理容美容専門学校。その教員である久沙江(池脇千鶴)の元で学ぶ弥生(徳永えり)と洋平(窪田正孝)、そして、理容科のいちこ(なんしぃ)。皆がぞれぞれに悩みや苦しみを抱えるなかで・・・。 ”今は、今の子なりに悩みがあるんだと思います”という久沙江の言葉の通りに皆が悩み苦しんでいます。 弥生は、”ハサミが言うことを聞いてくれないの”と技術的に行き詰まりやる気を失ってしまい、洋平は”人とうまくやっていけない”と人付き合いの下手なことに苦しみます。そして、技術とやる気はあるものの実家が貧しく親が奨学金に手を付けたために学校に行けなくなるいちこ。 こんな生徒達に対して、教員が熱いです。実際にこんなに親身になってくれる教員ばかりなら目的を見失う若者ももっと少ないのではと思わせられますが、こんな教員ばかりではないでしょう。あまり度が過ぎますとわざとらしさのみが際立ちます。 兎に角、伝えようとすることは真っ直ぐです。 ”大事なのは、続けること” ”一生懸命” ”髪型ってすごいよ 人を変える力を持っている” ”兎に角、手を動かすんだ” ”人を綺麗にすることが出来る人は、自分も綺麗になれる” ”苦手でも、手を動かせ” 弥生の恋人は”好きなことを仕事にするんじゃなかったよ”と東京を去りますが、大切なのは、仕事を好きであること、人との絆、一生懸命、そして、続けること。やめてしまっては何も残りません。 物語は、この3人の生徒達の未来を暗示するだけで結末は描きません。一々描くのは野暮と言うものでしょう。 とは言え、残念な点もあります。それは、物語の中核をなす久沙江自身についてあまり多く語られていないことです。それ故に親身に生徒達のために行動する久沙江の熱意の源がわかりません。 また、久沙江がやる気がないと学校をやめてアパレル関係の仕事をするという女生徒に”アルバイトと仕事は違うの”と言うセリフは、きちんと挨拶が出来ない洋平がアルバイトだからといってなめるなと真摯に仕事に取り組むように求めらるシーンと噛み合わずに違和感を感じさせます。 舞台が、中野区専門学校ということもあって、中野区の全面バックアップによる撮影とのことですが、今やサブカルの聖地として多くの人を魅了する街だけにその特徴をもっと生かした撮影をしても良かったのではと思わせます。 映画としては、良くまとまっており可もなく不可もなくといったものでしょう。 それに故に、評価は星三つといったところでしょが、中野区民ですので二つはおまけです。 あしからず。

1 ページ/1 ページ中