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ヤング≒アダルト
2012年2月25日公開

ヤング≒アダルト

YOUNG ADULT

942012年2月25日公開

kak********

3.0

痛すぎるコメディ映画を見て過去を忘れよう

物語は、思春期の少年少女向け小説のゴーストライターとして働く37歳の女性を主人公に、高校時代の良い思い出と現生活の間で心が大きく揺らぐ有様を描きながら、自分と向かい合う心境に迫る。 脚本は、「JUNO/ジュノ」でアカデミー賞脚本賞を受賞したディアブロ・コーディ。元ストリッパーという経験が多分に活かされていると思われる物語は、決してきれい事で片付けないで本音で生きる大切さを示唆していて小気味よい。 主演は、「サイダーハウス・ルール」や「レインディア・ゲーム」など数々のヒット作に出演したシャーリーズ・セロン。本作品はシリアスな内容にも関わらずゴールデングローブ賞主演女優賞(コメディ部門)にノミネートされている。華やかさは全くない37歳の女性の苦悩は彼女が演じたからこそ真に迫るのかもしれない。 共演は、「レミーのおいしいレストラン」で主人公レミーの声を演じたパットン・オズワルド。”ダメ男”ならず”クソ男”を演じ、”ジコチュウ女”と本音でやり合うシーンは笑えるには笑えるのだが、誰もが少なからず経験する”苦い思い出”もよみがえり心の底から笑えないのだ。 他では、「リトル・チルドレン」でケイト・ウィンスレットと共演したパトリック・ウィルソンがシャーリーズ・セロンの元カレ役を演じているのだが、何と”クソ男”の引き立て役という意外な展開になり”真実”に向かい合うことになる。 監督は、「JUNO/ジュノ」でも監督を務めたジェイソン・ライトマンが再びディアブロ・コーディとコンビを組んでいる。 過去の良い思い出に浸り、現実の苦しさを見ないようにしても、問題は解決しないことは誰でも心の底では分かっている。現実を直視して生きる事は大切だが、映画に癒やしを求める人には、「現実はこうだろう」と突きつけられても、楽しい気分にはなれないかもしれない。結局、自分らしく生きるのが一番ではないだろうか。

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