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ハンター (2011)

THE HUNTER

監督
ダニエル・ネットハイム
  • みたいムービー 68
  • みたログ 340

3.84 / 評価:162件

勘違いを生む最適のコンビネーション

  • よだか2号 さん
  • 2016年4月15日 4時30分
  • 閲覧数 826
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

「アンチクライスト」で痛い思いをしたウィレムデフォーが懲りずに森に入っていく映画。

鑑賞中は美しい自然と子供たちとの触れ合いに「なんかいい!」と思うものの後になって冷静に考えてみるとサスペンスチックな演出の割にはラスト辺りまで特に何も起こらず、ただ森で罠を仕掛けるのと滞在先の家の家族と共に時間を過ごすのと、その二つの地点を行き来するデフォーおじさんを見るだけでこれといったドラマがない。

あらすじに主人公は「経験豊富な傭兵」「孤高の人生を歩んできた」などと書いてあるが映画を見た限りでは分からない。
同じく描写が欠落してると思ったのは、そもそも過去に滞在先の家族と主人公の間何か繋がりがあったのか?ということ…

もしないのであれば、あったばかりで見ず知らずの主人公に昏睡に近い状態で体を洗われたり、子供たちと一緒に風呂に入られたり、いつのまにか失踪中の父親代わりの存在になったりすることが、どうしても不自然に感じられてならない…

またガイド役のサムニールの行動原理もよく分からない…会社に雇われていないのに主人公を監視しているとか…暇人かお前は!

最初、あの家の奥さんが睡眠薬?で寝続けていることからも製作陣の「辺境に住む人=暇人」という考えが伝わってくる。

後半で主人公の代わりに送り込まれたハンターも謎なキャラクターの一人。

主人公滞在先の家族が映る最後のシーンに彼が登場することから、どうしてもあの悲劇と結びつけずにはいられないと思うが、何のためにそこまでする必要があったのか分からない…
主人公との絡みも別に話せば済みそうなことなのに緊張感を高めるためか、異常に血なまぐさい…

本来、今作の本筋でもあるタスマニアタイガーをめぐる話もラストで唐突に解決されるのに加え「そんなことすんなら殺さなくて良かったのに…」とどうも主人公の自己完結感・先走り感を強く感じる。

個人的には別に大した作品ではないと思うが、ここまで高評価なのは格調高い印象を与える「大自然」の映像とそこで繰り広げられる「死」というテーマ性というかイメージというか…そんな要素。

それを同じく格調高そうな「抑えめなトーン」で描いたことによって語れてもいない「深淵なる」テーマを深読みさせたことによってだと思う。

「大自然」「死」「抑えめなトーン」

この三拍子は物語の深淵性を勘違いさせる最適なコンビネーションだと思った 。

※音楽も陳腐だったし、何を狙ったのか所々であまりシーンとマッチしていないような使われ方だった印象

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ロマンチック
  • 不思議
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