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ジョン・カーター (2012)

JOHN CARTER

監督
アンドリュー・スタントン
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  • みたログ 1,055

3.24 / 評価:519件

100年で変化した「SF」を感じる映画

  • kin***** さん
  • 2013年8月1日 0時56分
  • 閲覧数 751
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

ディズニーの実写はアニメに比べて世間では評価が低いように感じられる。
本作も例外ではなく、「期待はずれ」などの声が多く見受けられるが「百聞は一見にしかず」が信条の私、今回はDVDにて日本語吹き替えにて鑑賞しました。

結果としてはCGは★★★☆☆、ストーリーは100年前なら★★★★★、現代なら★★★☆☆。
総合的にはSF映画の原点であるという功績を讃え、またディズニーの実写映画へのエールをこめて★★★★☆かなといったところ。


私はSFのファンですが、SFと聞いて思い皆さん何を思い出すでしょうか?
①宇宙船、②近未来、③ロボット、④エイリアン…etc.これらは所謂SFによく出てきますよね?
本作には①と②と③はあまり出てきません。SFの原点という割には、実にSFっぽさが無い作品になっています。
テクノロジーも現在と比べてきわめて進んでいるようでは無く、飛行船の機構や軍隊の戦法等は19世紀の名残を感じてもはやノスタルジックな感さえあります(まあ原作がこの時代ですから…)。本作の原作はまだSFが「ファンタジー」の枠にあった頃のお話。現在のSFファンが「本作はSFの原点らしい…」と聞いてスターウォーズのような宇宙戦を期待して、カッコいいロボットを期待して見るとがっかり来てしまいます。確かに本原作はSFの原点のような作品で、スターウォーズのタトゥイーンやクリーチャー等のコンセプトにも大きな影響を及ぼしているでしょうが、原題のSFとは趣向が違います。「ファンタジー」「アクション」「スペクタクル」…色々な要素が入りすぎていて、全てにおいて物足りず中途半端な印象を感じてしまう映画になっています。実に残念です。ただ、SF映画を生業にされている方々にとって本原作は確かに伝説的存在…無下に原題の趣向に併せて脚本や演出を大幅に改訂するわけにもいかず…なくなくこの形になったのでしょう。

時空間異動や異世界の存在は確かに100年前では斬新だったと思います。しかし現代ではやや刺激不足…この映画を是非100年前の人たちに見せてあげたかった…ただただそう思う映画です。

ただ、本原作の偉業と伝説を決して色褪せるものとする駄作だとは思いません。作り手の原作への、SFへの、映画へのこだわりと愛情はしっかりと伝わる、精巧な映画である事は間違いありません。

詳細評価

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