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別離 (2011)

JODAEIYE NADER AZ SIMIN/NADER AND SIMIN, A SEPARATION

監督
アスガー・ファルハディ
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  • みたログ 1,327

4.07 / 評価:524件

カラマーゾフに通じる普遍性

  • CINE CLUB ANNEX-K さん
  • 2014年2月2日 22時01分
  • 閲覧数 773
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

イラン映画は初めてでしたが、全くストレスなく観れます。宗教的な要素も出てきますが、理解できる考え方。
決して派手さはないストーリー。2つの夫婦が中心となる話ですが、夫婦であってもすべての内容を共有している訳ではなく、それぞれが正しいと思う判断をもとに行動し、行き違いが重なり、事件は複雑になっていく。。
離婚訴訟から物語がスタートしますが、おそらく、当初の時点ではあの夫婦は、まだ容易に戻ることのできる関係であったと思います。それが一連の事件を経て、お互いの隔たりを実感させられてしまい、最後に再び離婚訴訟で終わる、という事もメインストーリーだと思います。
それにしても、人物一人ひとりの表現が”立っている”こと!それぞれの人の考えは決しておかしなものではなく、「では、誰が悪いのか」と簡単には言えない。すべての登場人物が何らかの暗闇を抱え、複雑に絡み合って生じてしまう事件はいわば不可避のものであり、「あぁ、人間って。。」と考えさせられてしまう。
人間の営みの難しさ。生きている事が即ちドラマ。
これって、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』と同じ感覚では。多くの人の胸に訴え、心を動かす普遍性は同質のものと思います。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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