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別離 (2011)

JODAEIYE NADER AZ SIMIN/NADER AND SIMIN, A SEPARATION

監督
アスガー・ファルハディ
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4.07 / 評価:526件

イメージワードに「味わい深い」とかほしい

  • mat***** さん
  • 2014年11月5日 14時34分
  • 閲覧数 561
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

1人1人の「望むもの」が違うので、それがぶつかりあう。望むもののためにはウソをついたり、本当のことを言わなかったり、相手に冷たくなったり。

極悪と言えるほど悪い人はいない。
ほんの少しのボタンの掛け違いや、やむを得ずしてしまった行動が、結果的にどんどん悪い方向へ。

日本でも起こりうる部分もあれば、宗教的・社会的背景ゆえに日本では起こりえない部分もあり、その辺は興味深かった。

そしてラスト。
エンドロールを予感させる音楽が鳴った瞬間、思わず「え!(ここで)」と声が出てしまった。しかし、それをラストにしてしまいたくなかったのか、と腑に落ちた。

彼女の望みは最初から一貫していた。その彼女がどちらを選択するにしても、それは彼女が望んだものとは違う。

しかし、冒頭で描かれた、長年移民を実現させるために努力を積み重ねてきたにもかかわらず思わぬ状況の変化で期限切れが迫る妻と、当初はそれに同意していたのに父のアルツハイマー発症で状況が変わってしまった夫の、溝の深さ。
そしてそれは最後まで埋まらず、娘に委ねられてしまった。

11歳にはなんと重い選択だろう。

違う望みがぶつかりあう人間ドラマが見事に描かれていたと思う。

そして、公式サイトの「ワンポイント」
http://www.betsuri.com/introduction/onepoint/

・・・が、あとで振り返るのに役立った。
日本の介護制度も家族への負担の重さが問題になるが、まだ、ヘルパーさんを呼べたりもする。
何の訓練も受けてないだろうに、いきなり介護の仕事を引き受けて散々な目にあったラジエーの気の毒さ。介護制度が整備されていなくて、プロに任せられないがゆえの悲劇といえるだろう。

イメージワード「切ない」はいいとしてあと2つ「味わい深い」「考えさせられる」とかほしい。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
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