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別離 (2011)

JODAEIYE NADER AZ SIMIN/NADER AND SIMIN, A SEPARATION

監督
アスガー・ファルハディ
  • みたいムービー 951
  • みたログ 1,080

4.12 / 評価:446件

やっぱり、一番の被害者は

  • 774***** さん
  • 2019年7月1日 19時52分
  • 閲覧数 244
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

娘のテルメーですよね。

この映画は、なにか負の無限ループという感じです。やっと抜け出せそうと思ったら、また問題が出てきて、抜け出せなくなる。
原因も、もしこうしていなければ‥‥‥というものばかりで、すごくもどかしい気持ちでいっぱいでした。

主人公たちにとって、ヘルパーの夫婦は、疫病神に思えました。もちろん、彼らは彼らなりの生活があるのでしょうけど‥‥‥。
夫の方は、短気で関わりたくないタイプでありトラブルメイカー。演じた役者さんは本当にそういう人なんじゃないかと思うぐらい上手かった!
妻の方も困ったもので、始めから少し危うい感じはあったんですよね。最後の方で車に轢かれたことを告白しますが、もっと早く言えば、ここまでややこしくならなかったのになぁと。しかも、そうなった原因は自分がおじいさんから目を離したからという自業自得そのもの。

父親は良い父親ですけれど、示談したくない気持ちは分かりますが、娘に俺がやったと思うならお母さんを連れてこいと言ったり、結果的に娘に嘘の証言をさせたことはどうなのかなと思いました。
母親は、問題から避ける言動ばかりで、夫の方から歩み寄ってほしいと思っていたり、義理の父親のことも考えていなくてなんだかなぁと。

とにもかくにも、本当に賢くていい子な娘テルメーの、離婚してほしくないという気持ちに、もう少し答えてあげてほしかった。
特に母親は娘が父親の方にいる理由も分かっていたのだから‥‥‥。そうすれば、
お互い寸前で留まっていたかもしれないのに‥‥‥。

結局、離婚することになりますが、テルメーがどちらについて行くのか分からないまま終わります。
この終わり方は少しモヤっとしたかなぁ。

そしてラストシーンで、ふたりは向かい合わず、奥と手前で別々に座っている様子でも、もうふたりの気持ちは決定的に離れていることが分かります。

こう書いてみると面白くなさそうですが、この映画には見続けさせる力がありました。最初から見事につかまれ、緊張感が続いたまま、どうなるんだろうと先が気になり、そのまま最後まで見入ってしまったわけです。

色々と悪いことばかり起きてしまうストーリーですが、本当に悪い人はいなかったような気がします。
そういう人間模様に見応えがあった、そんな映画だったんじゃないかなぁと思います。

詳細評価

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