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英雄の証明 (2011)

CORIOLANUS

監督
レイフ・ファインズ
  • みたいムービー 63
  • みたログ 240

3.32 / 評価:95件

ぜーーーったいにゆるさないんだからねっっ

  • シャオフー さん
  • 2012年3月4日 23時45分
  • 閲覧数 514
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

・・・というキャラがシェイクスピア作品には多い気がします。
本作の‘コリオレイナス’くんもそんな人物です。
恥ずかしながらこの話は存在すら知りませんでした。
ウィキペディアで(笑)あらすじを読んでみたのですが
おおむね原作どおりに描かれたようです。

―紀元前、共和制に移行して間もないローマでマーシアス将軍は
民の反感を買っていた。己の武勇を誇る余り、戦に役立たない
者たちを見下していたからであった。
彼は攻め寄せてきたヴォルサイ人を撃破し、敵将オーフィディアス
をも退け、この勝利により、戦いの地にちなんだ
‘コリオレイナス’という別名(?)を与えられる。
のちに、母の助言により執政官選挙に名乗りを上げることになり、
一度は民に受け入れられるも、高慢な態度が災いし、さらに
政敵の暗躍により支持を失って、ついにはローマを追われることに。
「英雄」を貶めた民たちへの失望と復讐を胸に、
‘コリオレイナス’はオーフィディアスの下へ向かう―

口調はそのまんま演劇っぽいセリフなのに、舞台は現代で、
現代の装備の軍人が銃火器などで激しく撃ち合い
敵将との一騎打ちはナイフファイトです。
序盤の、民に糾弾されるライブ感が溢れるシーンや
ヴォルサイ陣地への息が詰まるような潜入シーンなどは
爆音などの音響も含めて出色の出来です。何かケン・ローチ作品の
映像っぽいなと思ってたら、常連のバリー・アクロイド撮影に
よるものでした(最近だと「ハート・ロッカー」も撮っています)。

当初はウィリアム・ハートがオーフィディアス(←本当?)に
キャスティングされていたらしいですね。正直言ってこんなに
豪華な出演陣だったらコスチューム劇で見たかったんだけどなぁ
・・・などと考えつつ、まあ、予算を抑えて制作するためでしょうね。
これ以外のメリットって少ないでしょう。
絶対に自分の意見を譲らない‘コリオレイナス’の良さがほとんど
描かれなかったので同情を感じるところがありませんでした。
監督と主演を務めたレイフ・ファインズはよく人物研究をしたうえで
演出していたのだろうけど、シェイクスピア作品の“キレ”キャラは
現代人からみるとただの変な人です。


(※以下は、いちおう配慮して書きましたが、少しでも
  ネタバレを許さない方は読まないようにしてください)

それと、せっかく敵将オーフィディアスの人物解釈に男色的感情を
取り入れたのだから(もともと原作通りなのかわかりませんが)
敵地に説得をしに来た人物の迫力に気圧された‘コリオレイナス’
の表情を見つめて変心を推し量っているばかりではなく、
「これは“甘い復讐”だ・・・」とか言ってたところで
オーフィディアスが嫉妬全開で凝視している場面がなくちゃ
ダメでしょうが! それがあると結末で‘コリオレイナス’の頭を
片手で抱えて○○しているシーンにうまくつながったと思うのです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
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