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51(ウーイー) 世界で一番小さく生まれたパンダ
2012年2月11日公開

51(ウーイー) 世界で一番小さく生まれたパンダ

802012年2月11日公開

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5.0

ただごとではない映画、しかし難しくはない

ちょっと、他人の評価が気になる映画だと思いました。 初日に家族4人で見に行きました。嫁は号泣、9才の娘はちょっと難しかったかのようだが、面白かったと言う反応。6才の息子はもっと単純に楽しんでた様子。何よりも、ファミリー映画だと斜に構えて見に行った自分が、一番泣いていたと思う。お涙ちょうだいの映画なら泣かない。なんだか自分の事のように泣いてしまった。これは、子供とか女の子とかよりも、大人の男が見るべき映画だと思った。それなりの人生経験積んでる男は、泣くと思う。泣ける映画がいい映画だとは思わない。しかし分の人生を振り返るとてもいい機会になると思う。嫁も、そんな感じで受け止めていたようだ。これは悩める母親の為の映画だと。 娘にとってちょっと難しいと言うのは、難解だったと言うのではなく、まだその年齢では感じられない事で、それは追々親がフォローしていくべき事なのだと思う。うちに関して言えば娘が高校卒業くらいにもう一回見るのがちょうどいいでしょう。そしてそれぞれが最初に見た時の話が出来れば、それでいいと思う。けっして親の苦労を映画に則って説教したい訳でもない。団欒ゲームに娘をつきあわせたい訳でもない。子供の頃に親子一緒に見た映画があり、そしてそれが10年後にはお互いにどういう形で残っているか、確かめ合える映画だと思う。我々夫婦に取ってもお互いが将来どういう評価を下せているか興味のある、そんな映画でした。 未熟児とか障害とか、そういったテーマが重たくのしかかる映画ではないです。むしろそう言う描写はあっという間に過ぎ去って、パンダ社会のあれやこれや、可愛いらしい成長日記に心奪われている間に、号泣していたという感じです。子供の悩みや生命力と言うよりも、うまく子育て出来ない母パンダたちの苦悩の方が印象的でした。 とにかくこの映画は、可愛いだけではない、しかも難しい訳ではない、そして深く考えさせられる、なんとも説明に困るような、ただ事ではない映画でした。

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