相性抜群のふたり
- ish***** さん
- 2015年10月27日 23時21分
- 閲覧数 3418
- 役立ち度 6
- 総合評価
一見相反する人間同士が友情を育む物語。
この作品は始めから片方(大富豪で障害者のおじさん)が片方(貧乏で不良な黒人青年)を受け入れ、終始穏やかに物語が進みます。
オープニングでの仲良さそうな二人。
ノリノリの音楽を楽しむ2人と共に、観ているこちらも楽しい気分になり、のっけから惹き込まれました。
障害者のおじさん、笑顔が可愛らしく良い味を出しているのですが、それ以上に介護人の青年が陽気でユーモアがあり純粋でとても魅力的です。
誰でも大なり小なりコンプレックスを抱えていると思いますが、少なくとも自分にとっては、コンプレックスを笑い飛ばしてくれる存在というのは救いであり、癒しでもあります。
(同情し気遣って欲しいという人も、もちろんいると思う)
そういう意味で終始、障害者のおじさん目線で物語に入り込み、介護人の青年の明るさとおじさんに対する障害者をそれと思ってない様な扱いの数々に、おじさんと一緒に笑い、物語の終盤ではおじさんと同じように落ち込み、ラストでも同じように感動してしまいました。
始めは乱暴な所があった青年も、紳士的なおじさんに影響を受けたのか終盤で変化を見せるところにもぐっときました。
一見相反するような人間同士だけれど相性抜群で、互いに良い影響を与え合うという良い例だとも思いました。
2回続けて観てしまいました。
音楽を楽しむ映画としても◎なので、多分これからも観るでしょう。
すごく良い映画でした。
詳細評価
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