2013年5月18日公開

ビル・カニンガム&ニューヨーク

BILL CUNNINGHAM NEW YORK

842013年5月18日公開
ビル・カニンガム&ニューヨーク
4.3

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

1929年生まれのビル・カニンガムは、ハーバード大学を中退してニューヨークに移り住み、広告業界に足を踏み入れる。その後、帽子のブランドを立ち上げるものの一時兵役に就き、除隊後は再びニューヨークでファッション関連の記事を執筆するようになる。やがてカメラ片手に自転車で街に出て、精力的にストリート・ファッションの撮影を始める。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(48件)

かっこいい18.9%楽しい15.1%知的9.7%かわいい9.2%笑える8.6%

  • fg9********

    5.0

    人生の達人を見た思い

     …ドキュメンタリーものもファッションにもさして興味はないが、なんとなく魅かれるものがあって観てみる。  ニューヨーク・タイムズ紙でファッション・コラムを担当している84歳のお爺ちゃん写真家・ビル・カニンガムの素顔が描かれている。  50年以上もニューヨークの街角を自転車を乗り回してファッションを追い続けている。  そんな彼の服装は、パリの清掃作業員が着ている青い上っ張り。  住まいは、カーネギーホールの上階の小さなアパート。  部屋の中はこれまで撮ったネガフィルムが入ったキャビネで一杯なので、他には簡易ベッドしかない。  風呂場もキッチンも共同でなんら差し障りがなく、食べるものはファーストフード。  チャリティー・パーティーやイベントに招待されても、会場では一切食べたり飲んだりしない。  水さえも口にしない徹底ぶり。  ファッションのポイントは、実際に着られるかどうか、モデル以外の身体にも合うかどうかだそうだ。  ヴォーグの編集長に次のように言わしめる。  『だって私たち、彼に撮られるために着ているんだもの』  インタビュアーが意地悪な質問をする。  『これまでに、恋愛経験は?』  多少戸惑いながらも、彼は言う。  『恋愛したことはないよ。仕事に夢中でそんな暇はなかった。』  仕事仲間から誕生日を祝って貰った時、クシャクシャ笑顔で手放しで喜んでいる姿は、ごく普通の好々爺にしか見えないが、同じことに50年以上も打ち込んできた彼の次の言葉に、人生の達人を見た思いだった。  『ファッションは、日々を生き抜くための、鎧なんだ!  それを手放すことは、文明を捨てたも同然だ!』  観て大正解の作品だった。

  • chk********

    5.0

    今年一番好きな映画!

    映画を沢山見てきましたが、本当に大好きな映画になりました。 等身大な映画で好きなことをしている人がこんなにも素敵なんだと思いました。 おじいちゃんの笑顔が最高です。

  • とみいじょん

    4.0

    さかなクン?or ふなっしー? その生き様

    ぶれない。自分の”好き””こだわり”を貫く。 マスコミにもてはやされてもおごり高ぶらず。 周りへの配慮も怠らず、一緒に楽しむけど、迎合はしない。そして誰かを傷つけない。 つい、権勢とか、豪華な暮らしとか、そういうものに溺れそうになるけれど、彼らにとってはそんなことよりは自分の”好き””こだわり”を貫く方が大切なんだろうな。 自分の”好き””こだわり”を貫きながらも、時代の風潮にもアンテナを張って、微調整している。だから長くトップを走れる。でも迎合しない。微妙な一線を貫く。その感覚の見事さ。 彼らのような生き方に憧れるけど、誰からも認められなくても”自分の好き”を自分で認めて愛していける、そんな覚悟を持てるかどうか。 でないと迎合したくなる。その方が楽だから。他の人のせいにできるし。 自己を確立するって難しい。 映画としては、カニンガム氏とファッションとNYに焦点を当てていて、散漫になってしまった。   カニンガム氏はファッションに興味があって、人には興味がないのかな?「真似でなく、その人らしいファッションに興味がある」とは仰っているけど、その人らしさがにじみ出るようなリ―ボヴィッツ氏のようなポートレートではない。あくまで、”今”のファッション・アイテムをコラージュして、その時代を切り取っている。 そんなカニンガム氏をどうスケッチするかがこの映画を映画として成り立たせる要素だろう。  ウィンター氏をドキュメントした『ファッションが教えてくれること』は、同僚を対比させながら編集過程を追い、ウィンター氏の並々ならぬそのセンス・ビジネス哲学、トップを走り続けることの厳しさを浮き彫りにした。  でも、このドキュメンタリーは何を撮りたかったのか?  カニンガム氏の半生・人となりに迫るのなら、もう少しその人間像に切り込んで欲しかった。  カニンガム氏を取り巻く人々のインタビューも出ているけど、何を表現したくてこの方々を取り上げたのか軸がわからない。  NYを知らない私には、カニンガム氏を持ち上げるためにファッション業界やセレブのインタビューを集めたように見えてしまう。「こんなにすごい人なんですよ」と(彼のセンスに迫るor浮き彫りにするようなインタビューではない)。  と思いきや、「カニンガム氏が取り上げた」独特のファッションセンスを持っている人々のファッション持論を持ち込んでくる。  カニンガム氏の大物ぶりではなく、徹底的に、カニンガム氏が取り上げている方々のファッション持論を描き出すのなら、それはそれで”NYの今”が見えてきて面白かったのではないか。  ついでに、ストリートでカニンガム氏がシャッターを切った無名の人にインタビューした方が面白かったのではないか。  カニンガム氏にこだわるのでもなく、ファッションにこだわるのでもなく、あっちもこっちもと視点がぶれて、映画としては何が表現したかったのか、印象が薄い。  へたなバックミュージックを付けなかったところはよかったと思うけど。 8年間、カニンガム氏を説得して許可を得た=8年間の準備期間があったのなら、もう少し切り込み方を練って欲しかった。カニンガム氏からの制約があって、こうなっちゃたのかな? 映画としては☆3つ。 だけど、何よりカニンガム氏の笑顔とその生き方に魅せられる。 ので☆4つ。 素晴らしい題材は、料理がまずくても素晴らしいってことだ。 それだけで光っている。 そんな老人に私もなりたい。無名だけど。 NYのファッションも堪能するつもりが、生き方を学びました。

  • ねんねんこねこ

    4.0

    面白かった

    年をとっても元気で、大好きな仕事を続けていられるとても幸運なおじいちゃんだと思った。彼の被写体すなわち街の人たちへの視線が温かいし、周りからも愛されていいなあと思った。

  • 4.0

    ネタバレこの方はとても幸せな方

    このレビューにはネタバレが含まれています。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
ビル・カニンガム&ニューヨーク

原題
BILL CUNNINGHAM NEW YORK

上映時間

製作国
アメリカ/フランス

製作年度

公開日