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おおかみこどもの雨と雪 (2012)

監督
細田守
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  • みたログ 9,920

4.07 / 評価:8495件

理想的すぎて人間味を失っている母親

  • hippo_morning さん
  • 2012年8月1日 21時00分
  • 閲覧数 356
  • 役立ち度 40
    • 総合評価
    • ★★★★★

終始、タイトルのような感想でした。
細田監督の母親像と、私の持つそれとはかけ離れているのが原因でしょう。
違和感を覚えたのはおおざっぱに2点。

・母親として自然な感情の理想化。
たとえば、子供の命の危機に人生最大の恐怖を覚える。子供の行方不明に必死になる。
これらの母親として当たり前な感情を理想化されているのを見るにつけ、監督は母親をバカにしているのでしょうか?
理想ではなくこれは現実です。

・人間として不自然な感情の理想化。
これはもしかしたらただの描写不足かもしれませんが、恐るべきバイタリティ、凹まなさ、負の感情の無さ、葛藤や挫折の薄さ。
聖母になりえる大変な過程を描写せずにただただ美しく描く。
やっぱり監督は母親をバカにしているのでしょうか?

この自然さと不自然さの両方の理想化で、はなは、私の中に存在しているようで、けして存在のしない、あいまいで奇妙な人物に映りました。
人間としての弱さ、母性の凶暴さを排除し、美しさだけを抽出された、人間ではないものです。

見ている間終始もやもやが晴れず、鑑賞後「???」と劇場を後にしました。
考えた末が、以上のレビューです。
雪ちゃんだけは、「オオカミとしての力で人を傷つけたつらさ、それを乗り越え人間として生きたい気持ち」というのが順を追って描かれていたので納得のいく人物像でした。
あとは、みんなよく分からない人たちでした。

自然描写は大変素晴らしかったです。作画スタッフ様に感謝いたします。

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