2012年6月9日公開

道 -白磁の人-

1192012年6月9日公開
道 -白磁の人-
3.5

/ 54

31%
19%
28%
17%
6%
作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

日韓併合から4年後の1914年、林業技術者の浅川巧(吉沢悠)は、朝鮮半島の山々を再生するという決意を胸に海を渡る。彼は生まれ故郷の山梨を離れ、京城(現ソウル)へと渡り、朝鮮総督府の林業試験所で働くことになる。何事にも偏見を持たない巧は、同僚のチョンリム(ペ・スビン)に朝鮮語を習うことにし、めきめき上達していく。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(30件)

泣ける23.4%切ない18.8%知的14.1%悲しい10.9%勇敢10.9%

  • kaw********

    1.0

    映画になっていない

    作り手のやる気がまったく見えない。どこをとっても何のインスピレーションも感じられない。特に脚本が駄目。浅川が白磁の美しさに気づくシーンの説明的な台詞は驚くべきものだ。「なんでも鑑定団」の再現フィルム並のどうでもよさ。これでは役者も演技のしようがない。そもそも「立派な日本人がいました」なんて日本人のナルシズムに媚びるだけの映画を韓国の映画人をまきこんで作ることが不快。共同製作を謳ってここまでいいかげんな仕事をするのは却って両国の友好に水を差すのではないか。

  • kih********

    3.0

    内容はいいのに、映画としては二流品

    内容はこれでいいと思うけど、タイトルがいけない。「白磁の人」ではない。これでは焼き物を作る人(陶工)を思い浮かべるのが普通だろう。それが「白磁のような人」という意味だというが、無理がある。強いていえば「白磁を紹介した人」と言えば言えるが、この場合にはやはり無理がある。植林を通して日韓の友情を築いた人たちなのだから、それらしいタイトルにすれば良かった。内容はこのままでいい。  俳優の演技がいけない。特に、白磁に関わる二人がいけない。俳優さんたちに、白磁についての造詣がどの程度のものかが疑われる。白磁の美に触れて身体が震えるような感動を演じたいところだが、まるで他人事のような顔つきだ。見る方はすっかりシラケてしまう。格段に大袈裟な感情表現をする必要はないのだが、知的興奮を押し殺したような表現ができないものか。この映画での役柄が決まってからでも、窯元なり工房なり展示館なり、納得がいくまで勉強をしてから作品に入って行くべきだ。  メインのストーリーは植林なのだから、樹木についても玄人はだし並みの勉強をしておいて欲しい。台詞でも出て来るように、大切なのは土なのだから、土への慈しみの表現が欲しい。役としての演技であっても、役「者」自身にその理解なり共感なりが無い限り、演技としても空々しいものにしかならないのだ。それは、この映画を見る林業関係者や焼き物関係者だったらすぐに見破ってしまうだろう。  日韓間の友情というテーマはいい。だが、それを映画で表現するためには、ある程度の出来栄えが必須要件で、役者さんにも監督さんにも、もうひと踏ん張りいただきたい。友情などという情熱(思い入れ)だけでは、伝えたいことも伝わるまい。

  • uma********

    2.0

    役者のレベルがバラバラすぎて…

    製作意図はよくわかる。シナリオにも大きな綻びはない(細かい綻びはあるが)。日韓合同製作や韓国での公開も意味のあることだと思う。 吉沢悠も青いところは青く、冷静なところは冷静にソツなく演じ、ペ・スビンとのバランスもとれていた。良いコンビだと思った。 演出や効果陣も健闘していた。冒頭の甲州の山並みが長いパンを経て険しい岩肌の朝鮮の山に変わるシーンなど「巧いな」と思った。朝鮮の土地を知る者ならば、あの山並みだけでソウルの街の雰囲気が伝わる。 しかし、だからこそ、作品を台無しにしている脇役男優2名が憎々しい。そもそも石垣佑磨が吉沢悠の兄に見えるか? 初登場シーン、街を歩きながら「たーくーみー」と名前を呼ぶだけなのに、発声は悪いし滑舌も不自然で「下手糞!」と憤る。ただ名前を呼ぶだけの芝居で、下手糞に感じるとは…。以降のセリフはいわずもがなである。 塩谷瞬もほぼ同じレベルでド下手であった。柳宗悦は実在の著名人である。あれが知性に満ちた思想家、美学者に見えるか? シナリオのセリフをただ棒読みでなぞっているだけ。この映画の趣旨のひとつである朝鮮美術に対する含蓄や情熱などかけらも感じない。 大惨事だったのはこの2人がサシで話すシーン。石垣佑磨はチョビヒゲを付けた中学生、塩谷瞬は親の背広を借りた高校生だった。「学芸会」との評も散見されるが、確かにその通り。しかもかなりレベルの低い学芸会だ。 結局、彼らはこの映画の意味や、モデルの人となりを理解出来なかったのではないか。役者としての、人としての限界を感じる。 石垣佑磨はVシネ等で活躍して頂きたい。本当の自分に嘘をついて暴れまくる極道の役ならば、あの不自然さも活きるだろう。文芸系の映画はご遠慮頂けないだろうか。 塩谷瞬が…困った。『パッチギ!』の時にはここまでの違和感は感じなかった。むしろ器用な若手という印象だった。この7年の間に、塩谷はどうなってしまったのだろう?何をやっていたのだろう? この2人についてはキャスティングされたことも謎、ベテラン・高橋伴明監督が鑑賞に耐えるレベルまで鍛え上げなかったことも謎だ(諦めたか?)。 かつては杉本哲太がやっていたような憲兵役を務めた堀部圭亮は意外な好演。酒井若菜が最後に発する朝鮮語も堂に入ったものだった。しかし極めて重要な脇役2名が、この映画を迷走させた。 ヤンキードラマや戦隊物の出身者が、30代をどう生きるか。そんなことまでも考えさせる1本であった。かつて任侠映画出身の脇役達は、不器用なくらいに真剣に、芝居に生きていたが…。

  • yukikaze

    3.0

    所詮は日本人の視点

    私はこの映画を見るまで浅川巧と言う人物を全く知りませんでした。この時代に朝鮮の山の植林や朝鮮文化の保存に尽力した日本人が居たことは嬉しいことです。しかしこの映画は日本人の視点で描かれた映画です。相変わらず韓国では「日本=悪」というステレオタイプの考え方が大勢を占めており、韓国人が日本統治時代に功績のあった日本人を描くことは無いでしょう。韓国人が浅川巧のような日本人を正しく評価してくれる時代が早く来てほしいと思います。

  • やふたろう

    4.0

    吉沢悠、第一次産業コンプガチャ。

    主演・吉沢悠。 若手俳優の中でもチャラチャラした芸風を見せず真面目な古風一徹。戦前・戦中映画が良く似合う成長株。 『種まく旅人~みのりの茶』では茶葉好きの農業役人だったはずだが、本作では松好きの林業役人になってやがる。二股掛けてんのか? いや、待てよ。『てぃだかんかん』では水産業だったから、塩谷瞬も驚きの三股だね。 驚きといえば、塩谷瞬の大根演技も驚愕だが(涙)。 寡聞にして知らなかった浅川巧氏の功績。 韓国併合における時代が舞台であることから、日本に対してタブーとも感じられる衝撃的な表現も容赦なく使われる。ベ・スピン好演。 半生を描く割には時代の流れが速く、製作費の限界がスクリーンに見え隠れ。 従って、作品の完成度は高いとは言い難いが、朝鮮半島で骨を埋めた彼の功績はしっかりと胸を打つ。 微妙な評価になるが、望外の歴史学習ができたことはありがたく★3.5の水準。 高橋伴明監督。 先日、銀座で開催された“2012ピンク映画祭”で上映された『襲られた女』(1981)。 ピンク映画史上最高傑作と評されるにたがいなき作品につき必見。 『冒険者たち』(1967仏)やテレビドラマ『傷だらけの天使』が好きな男子はTSUTAYAに急げ。

スタッフ・キャスト

人名を選択するとYahoo!検索に移動します。


基本情報


タイトル
道 -白磁の人-

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日

ジャンル