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道 -白磁の人- (2012)

監督
高橋伴明
  • みたいムービー 37
  • みたログ 78

3.57 / 評価:53件

内容はいいのに、映画としては二流品

  • 百兵映 さん
  • 2014年12月9日 18時34分
  • 閲覧数 1074
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

内容はこれでいいと思うけど、タイトルがいけない。「白磁の人」ではない。これでは焼き物を作る人(陶工)を思い浮かべるのが普通だろう。それが「白磁のような人」という意味だというが、無理がある。強いていえば「白磁を紹介した人」と言えば言えるが、この場合にはやはり無理がある。植林を通して日韓の友情を築いた人たちなのだから、それらしいタイトルにすれば良かった。内容はこのままでいい。

 俳優の演技がいけない。特に、白磁に関わる二人がいけない。俳優さんたちに、白磁についての造詣がどの程度のものかが疑われる。白磁の美に触れて身体が震えるような感動を演じたいところだが、まるで他人事のような顔つきだ。見る方はすっかりシラケてしまう。格段に大袈裟な感情表現をする必要はないのだが、知的興奮を押し殺したような表現ができないものか。この映画での役柄が決まってからでも、窯元なり工房なり展示館なり、納得がいくまで勉強をしてから作品に入って行くべきだ。

 メインのストーリーは植林なのだから、樹木についても玄人はだし並みの勉強をしておいて欲しい。台詞でも出て来るように、大切なのは土なのだから、土への慈しみの表現が欲しい。役としての演技であっても、役「者」自身にその理解なり共感なりが無い限り、演技としても空々しいものにしかならないのだ。それは、この映画を見る林業関係者や焼き物関係者だったらすぐに見破ってしまうだろう。

 日韓間の友情というテーマはいい。だが、それを映画で表現するためには、ある程度の出来栄えが必須要件で、役者さんにも監督さんにも、もうひと踏ん張りいただきたい。友情などという情熱(思い入れ)だけでは、伝えたいことも伝わるまい。

詳細評価

物語
配役
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