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虹色ほたる ~永遠の夏休み~ (2012)

監督
宇田鋼之介
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3.75 / 評価:170件

「虹色の蛍」は死と変転(無常)を超越する

  • hir******** さん
  • 2021年4月22日 9時09分
  • 閲覧数 155
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

(1)
1年前にバイク事故で父親を亡くした小学6年生のユウタは、翌年の夏休み、昔父親とカブトムシをとりにきた思い出の山へ一人で出かける。そこは蛍ヶ丘ダムの近くだ。ずっと昔、ダムの下には村があった。大雨になり、ユウタは、水流に足を取られ、転倒して流され意識を失う。目を覚ますと30年以上前、1970年代のダムの下の村にタイムスリップしていた。
(2)
ユウタをいとこと呼ぶ少女サエ。ばあちゃんの家にユウタを案内する。ユウタはこれから1か月、ばあちゃんの家にサエと一緒に住む。ユウタは同い年の少年ケンゾーと友達になる。村には蛍がたくさんいる。ケンゾーが「もうすぐダムができる」と言う。村の最後の夏休みだ。この村では「昔、大干ばつがあった時、蛍が、水のありかを教えてくれた」ので、蛍を神として祀る。
(3)
サエは両親を早く亡くし、面倒を見てくれていた年の離れたお兄ちゃんも亡くし、おばあちゃんに引き取ってもらった。村のみんなは少しずつ村から引っ越していく。村の最後の夏祭りも終わり、ケンゾーは引っ越していくヨシザワさんを見送る。二人は再会を約束する。
(4)
夜、サエが「亡くなったお兄ちゃんの所に行きたい」と泣く。「サエに死んでほしくない」と、ユウタが言う。「二人で虹色の蛍を見よう」と約束する。神社の神主さんが「虹色の蛍は人を救ってくれる」と言った。
(5)
夏休みが終わり、ユウタはケンゾーに別れを告げる。ユウタはタイムスリップした世界から、日常の現実にもどる。やがて10年以上が経つ。ユウタは蛍ヶ丘ダムで行われた「ホタル・ミーティング」に参加する。蛍が復活したのだ。そこでユウタは視力を失ったサエと再会する。ユウタとサエの幻の内に、「虹色の蛍」が出現する。

《感想1》現実の世界とタイムスリップした30年前の世界の行き来が可能だ。サエは30年前の世界から、現実の世界に移動した。(ただし10年以上が経過している。)
《感想2》すべての出来事は「無常」(変わらないことなく、変化し滅びる)であって、人は別れ死ぬ。「虹色の蛍」は死と変転(「無常」)を超越し、幻の内で生者と死者の再会を可能にする。
《感想3》なおジェンダー論的に見ると、女は「女らしく」可愛く愛嬌ある存在であるべきで、男は「男らしく」度胸があり太っ腹な存在であるべきだと、この映画は描く。
《感想3-2》評者が思うに、度胸があり太っ腹な「女」は重要だが、「可愛く愛嬌ある」だけの男は不要と言われるだろう。

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