ここから本文です

ワン・デイ 23年のラブストーリー (2011)

ONE DAY

監督
ロネ・シェルフィグ
  • みたいムービー 565
  • みたログ 2,122

3.54 / 評価:1104件

言葉に言い表せない余韻が残る

  • kod***** さん
  • 2021年1月18日 16時42分
  • 閲覧数 367
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

悲恋の物語だとは予想していなかったため、
ハッピーエンドが好きな私にとっては、評価が難しい。
ただ、心に引っかかる(余韻が残る)のがいい映画としたなら、
この映画はよかったと言える。
以下は、気持ちを整理するために書いた、とりとめない感想である。

このふたりは、最初から最後まで時機に恵まれなかった。
ここで言う「最後」とは、エマが亡くなることでもあり、
映画の最後に描かれた場面のことでもある。

そのうえ、互いにあと一歩が踏み出せない。
エマは自分に自信がないし、
デクスターは常に自分の気持ちを見ないようにごまかして生きている。
(デクスターはエマに自信をプレゼントしたいと言っていたが、
 そのデクスターがそれをもっていなかった。)
デクスターのそんなところが、
エマがデクスターに飛び込めなかった理由かもしれない。
(そして、シルヴィーに浮気され、離婚する原因だったのでは)

こんなにもすれ違ってばかりいるふたりの描くには、
1年に1日だけ描くことのほうが都合がよかったのだろう。

最も心に残ったのは、
最後のほうのシーンにある、デクスターへのイアンの言葉。
エマの最期は残酷だったが、
あのセリフでエマは(そしてデクスターも、私たち観ている者も)救われたような気がした。
それまでに描かれた、エマのいろんなシーンが走馬灯のように思い起こされた。
ドラマティックな演出があったわけではないが、
エマ(そしてアン・ハサウェイ)の魅力を改めて感じることができた。

他方で、この映画は見終わるのにかなりの辛抱が必要だろう。
なにせ、エマもデクスターも煮え切らないし、
本当の気持ちを隠して生きている(ように見える)ので、
話の筋が見えてくるのに、とても時間がかかる。
そして、辛抱して見続けた最期が、あんな悲しいものであったなら、
失望するのも無理はないと思う。

ただ、あの最期だったからこそ、エマの半生を間近で見たような錯覚を覚えた。
他方で、あんなにも弱いデクスターはこれからどう生きるのであろうか、
想像がつかないし、どちらかと言えば心配になった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • 切ない
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ