血戦 FATAL MOVE
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(3件)


  • xi_********

    3.0

    兵(つわもの)どもが夢のあと

    最近、サモ・ハン出演作のDVD化が続いています。先日レビューした『燃えよ、マッハ拳!』や『イップ・マン 誕生』は脇役でしたが、この映画では堂々の主演。香港では08年に公開された黒社会ものですが、従来の香港ノワールと違い、どちらかと言えばウィルソン・イップの『SPL/狼よ静かに死ね』に近いバイオレンス色の強い映画です。 監督のデニス・ローは、日本ではあまり知られてないと思います。香港では『黒拳』(ウー・ジン主演)や『滅門』(ヤムヤム主演)など、ダークなドラマとカンフーを融合させた映画で知られます。その特徴は、ドラマ性(大衆性)を好まず、悲劇的と言うよりも絶望的な世界観を求めるところ(これが日本に上陸しない原因だと思う)。 今回も、人体欠損場面が登場する上(CG処理されているのでグロテスクではない)、しかも黒社会の内部抗争劇と言うプロット上、かなり憂鬱な展開を見せる物語です。 香港の裏路地。そこに停まるトレーラーの車内で連浩東(ヤムヤム)がひとりの男を射殺する。彼はその足で、黒社会“忠信義”の首領である兄・連浩龍(サモ・ハン)の娘の誕生会へ向かう。若い愛人が産んだ娘を祝う席で、長年連れ添った本妻の梁月蓮(恬妞)は複雑な想いを抱くが、その想いを押し殺し祝福の言葉をかける。その席に、廖長官(ダニー・リー)が警官隊を率いてやって来た。彼らは、それを押し止めようとする忠信義の幹部たち―駱天虹(ウー・ジン)、羅定發(チョン・シウファイ)、阿汚(ロー・ワイコン)と対峙、現場は一触即発の様相を呈する・・・。 これは冒頭、ほんの数分間のさわりです。 この後、物語は「警察VS黒社会」と言う当然の構図と共に、忠信義の幹部たちによる内部抗争へ突入していきます。裏切りと戦いが続く展開は面白いのですが、正直、監督のデニス・ロー自身による脚本が複雑過ぎて、話の筋を追うのに疲れてしまいます。公開(DVD発売)前の映画を悪く言いたくはないですが、この映画、香港ノワール、カンフー、サスペンス、ダーク・ドラマなど、ちょっと色々な要素を詰め込み過ぎた感は否めず、二時間に及ぶ長丁場が辛くなる映画です。 この原因は何よりもデニス・ローの演出と脚本にまとまりがないためですが、もうひとつ、とても地味ながら、とても豪華な出演陣にも一因があるような気がします。 本作のアンサンブル・キャストは、香港映画好き、それもコアなファンであればあるほどたまらない顔ぶれのはず(そうでない人には地味)。 物語の中心となるサモ・ハン、ヤムヤム(サイモン・ヤム)、ウー・ジンの三人をはじめ、久々に警官役で貫禄を見せるダニー・リー、相変わらずの曲者ぶりを発揮するチョン・シウファイ、独り立ちしたロー・ワイコンだけでも贅沢なのに、これにジョニー・トーことトー組役者(ラム・シュー、ホイ・シュウホン、マギー・シュー、ウォン・ティンラム)まで合流してるんですから、恐ろしく地味ながらも豪華なキャストです(笑) ただ、それぞれが名バイプレイヤー的なこの面子に、デニス・ローは親切にも見せ場を与えています。今回、どうもこの親切心が仇となったようで、せっかく用意された見せ場がことごとくストーリーの停滞を招くと言う、何とも本末転倒な結果に。 そしてこの映画最大の欠点(逆に言うなら見所)は、ウー・ジンが演じる天虹のキャラクター。 皆が大真面目に貫禄の演技を披露する中、彼だけはアニメの世界から飛び出して来たようなキャラクター。紅の鞘に収めた剣を持ち歩き、妙なマントを羽織り、紫(青?)の長い前髪を垂らした天紅は、剣を抜けばその場にいる人間の手を切り落とし、足をたたき切る殺人マシーンと化すのですが、これには戸惑いました。そのせいで物語にも画面にも緊張感が生まれず、終始映画から浮いていたのは、何だか気の毒(苦笑) そんな映画のクライマックスは、サモ・ハンVSウー・ジンの一騎打ち。 『SPL/狼よ静かに死ね』では共にドニー・イェンと激闘を繰り広げたふたりが、今回は初対決を迎えます。はっきり言えば、この場面は映画としては全くの無駄(笑)本筋とは全然無関係だし(観れば分かります)、そのせいでクライマックスなのにストーリーが停滞すると言う、間違いなく、デニス・ローがふたり(とそれを期待するファン)のために用意した場面です(だからここだけは愉しみましたよ)。 『血戦/FATAL MOVE(原題:奪帥)』は、これだけの実力派キャストを揃えながら、完全にそれを無駄に終わらせた映画です。もっと脚本を練り込み、捨てるべき所を捨てる勇気を持てばグッと引き締まった映画になったのに、と言うのが私の感想。 この顔ぶれを見逃すのは勿体ないですが・・・やはり、お薦めは出来ませんね(苦笑)

  • 黄昏の息子

    1.0

    乱暴なだけで、感情のないストーリー

    良い役者さんをふんだんに使っているのですが、内容は「ただの暴力」だけです。 中国の役者さんばかりなのに、「これって韓流?」とパッケージを見返してしまいました。(グロ・エロなら本家はこちら。) 組長(サモハン)の妻が、ダンナを裏切って身内を誘拐し・・・というくだりがありますが、金を手に入れた後もそのまま組にとどまります。 不自然。普通、身内を殺して金を奪ったら、高跳びしない? とまあ、ドラマ的には、アリエネー展開がわんさかです。 残酷描写以外には、何もないですね。 この監督は、この映画でいったい何を表現したかったんでしょ。

  • kom********

    2.0

    がっかり映画

    2008年作品か~?DVD化するのがおそいよ!! サモハン、サイモン・ヤム、ウー・ジン、久しぶりに見るダニー・リーではないですか? かなり期待して借りてきましたが・・・・内容はがっかり!!組織内での裏切りやら誘拐やらストーリーに追い付けなくなってしまいました。よくわからん!! ラストはサモハンとウー・ジンの一騎打ちもなんでここで闘うの?ファンにはとても嬉しいシーンだけどストーリーには意味なし ウー・ジンのキャラ設定も1人だけ浮いてましたねブルーの髪にマントつけて? CGを使った惨殺シーン(血しぶき)もまったくリアリティがなし ダニー・リーも普通の刑事役だったし・・・なんとももったいない映画でした。

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