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ボーン・レガシー (2012)

THE BOURNE LEGACY

監督
トニー・ギルロイ
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3.09 / 評価:1,248件

解説

暗殺者ジェイソン・ボーンと彼をめぐる陰謀を、壮大なスケールで描いた『ボーン』シリーズの裏で進行していたストーリーを描くアクション大作。前3作と同じ世界と時系列を舞台に、ジェイソン・ボーンとは別の暗殺者アーロン・クロスが繰り広げる戦いを活写する。『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナーが暗殺者アーロンにふんし、体を張った見せ場を次々と披露。また、『インクレディブル・ハルク』のエドワード・ノートン、『ナイロビの蜂』のレイチェル・ワイズなどの実力派が共演してドラマを盛り上げる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

最強の暗殺者を生み出すCIAの極秘プログラム、トレッドストーン計画とブラックブライアー計画。その最高傑作として生み出されたジェイソン・ボーンが、失った記憶を追い求めながら、自身の人生を大きく狂わせた同計画を白日のもとにさらそうと、CIAとの戦いに挑んでいた。その裏で、ボーンと匹敵する能力を秘めた暗殺者アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)を巻き込むようにして、さらなる戦いと陰謀が動き出していく。そして、CIA上層部ですら認知していない2つの計画を上回るプログラムの存在があり……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2012 Universal Studios. All Rights Reserved.
(C)2012 Universal Studios. All Rights Reserved.

「ボーン・レガシー」ボーン3部作の世界観を継承して描かれる、“国家”対暗殺者アーロンの死闘

 「ボーン・アルティメイタム」でCIAの暗部を探る新聞記者は射殺された。その直前から始まる本作は、ボーン3部作の記憶を巧みに呼び覚ましつつ、ジェイソン・ボーン最後の戦いと同時進行していた別の国家的陰謀を、スリリングかつスピーディーに描いていく。

 今度の主人公アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)は、肉体と精神を染色体から強化された暗殺者で2種の薬を服用せねば生きていけない。突如軍の無人機に攻撃されたアーロンは、薬と真相を求めて“国家”と戦う猶予なき展開で、最後まで緊張感が途切れないのだ。

 アーロンは優れた知力と運動能力を駆使し、リック・バイヤー(エドワード・ノートン)率いる隠蔽チームの追撃をかわし、裏をかく。埋め込まれた発信器を遮断するためにアルミを腹に巻くなど、その手順をきちんと映像で見せる演出はボーン3部作以上に細やか。主人公が咄嗟に取った行動にも理由があったことを随時映像で示す演出も同様。ボーン3部作の脚本を書いたトニー・ギルロイが脚本・監督で、見事に世界観を継承している。

 状況説明がわずかで中盤までは少々わかりにくいが、アーロン同様に命を狙われる女性科学者マルタ(レイチェル・ワイズ)が絡むと情報が提供され、サスペンス&アクションにスリルと意外性が増す仕掛けは上手い。

 ありとあらゆる監視カメラ映像を収集分析し、アーロンたちを追う最新技術の凄さと盲点は味わい深く、終盤の混沌としたマニラでの多彩なチェイスはかつてない臨場感に息を呑む。さらに「ボーン・アルティメイタム」後のCIAの状況も示され、続編が楽しみ。触れられずに不満に思ったアーロンの過去やCIAと軍の関係なども明かされることだろう。(山口直樹)

映画.com(外部リンク)

2012年9月20日 更新

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