あらすじ・解説
幼少時代、陽介(中山麻聖)は、2004年7月に新潟と福島で起こった豪雨によって母親を失った。今は専門学校で日々映画製作について勉強しており、凪音(八神蓮)や高校時代からの友人の嵐(三上真史)、幼なじみの茂(加藤貴宏)らと一緒にSF映画『鉄魔人の逆襲』の撮影をスタートする。だが、その最中に監督の凪音が事故で亡くなってしまい映画制作は頓挫してしまう。
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予告編・動画
作品レビュー(3件)
- haf********
2.0点
「7.13水害」の新潟県燕市を舞台に身近な人を亡くした現実にどう向き合うか、どう乗り越えるかをテーマにした作品。 友人の死をきっかけに母親の死も受け入れてないことに気づく主人公陽介。彼の無気力ぶりというか、生気が抜けたような雰囲気はある意味素晴らしい演技なのかもしれないが、どうにも観ていてイライラした。多分、自分の中に抱え込んで気持ちを外に出さないキャラクターが観ていて辛いのだと思う。 この作品に出ている人は総じて元気がない。若々しさをあまり感じない。親子喧嘩すら迫力がない。 失う悲しみや現実を受け入れる勇気、境遇や将来に対する青春の悩みなどを乗り越える終盤は少し共感するが、全体的に暗い。 鉄魔人の幻影が現れるところはホラー映画の感さえある。そんなどんよりとした作品にホッと光が射すのは原幹恵演じる姉の尚の存在であった。 あっけらかんとした明るさは確かに作品に場違いな気もするが、一方彼女の明るい声に救われる気がした。 (映像的には原幹恵の苦しそうな胸元のボタンが重苦しい気持ちを紛らわせてくれた感もある) 作品の意図は酌むが、テンポも遅いし何とも言えない無気力感が観ていて辛い作品。 私が観たときは親子4人で鑑賞していた家族もいたが、終映後の何とも言えない沈黙がすべてを物語っている気がしました。家族で観るにはこの作品は重いね。人それぞれ評価あると思いますが、私は厳しく星2つとします。
- pygmalioneffect
4.0点
この作品の良さを伝えるには 何を書けばいいのか・・・ 言葉にすると 「あぁ、そーいうカンジね」 と思われそうで・・・難しい。 中盤と終盤にある、 主人公の家族が自宅で食卓を囲むシーン、 とてもよかった。 いくつか食事シーンがありますが、 どれも印象的で、効果的に使っているなと感じました。 若い役者さんが多いので、演技面で不安はありましたが、 個人的にはほぼ気になりませんでした。 三田村さんの息子さん、原幹恵さん、そのほかの方もとてもよかった。 坂本慎太郎の主題歌もよい。 時間のある方は是非。
- a_6********
4.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。
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