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桐島、部活やめるってよ (2012)

監督
吉田大八
  • みたいムービー 675
  • みたログ 8,169

3.99 / 評価:5986件

青春は人それぞれ。映画の答えも同じ。

  • ニーナ★ さん
  • 2012年8月13日 15時36分
  • 閲覧数 3612
  • 役立ち度 113
    • 総合評価
    • ★★★★★

時間が空いてしまったので,上演時間ギリギリの飛び込みで観賞してきた本作。
予備知識は“桐島くんが部活をやめる”という事しかなく,観始めてまず「神木くんが桐島役じゃないのか!」という事に驚いた。(私だけ…?)


物語は,バレー部のエースでイケメンの桐島が突然部活を辞めるという噂が広まるところから始まります。

桐島の彼女 梨紗(山本美月)にも,親友の菊池(東出昌大)にも何の相談もなく,学校にも姿を見せなくなってしまった桐島。
桐島を頼りにしていたバレー部員達は焦り,
彼女としての立場がなくなってしまった梨紗は苛立ち,
菊池は静かに桐島を心配していた。
単純な話,桐島が部活をやめる事で,周りの人間達の環境が少しずつ変化し,関係なさそうな人間達にまで飛び火していく…という物語なんだけど,
曜日ごとに時間軸を行ったり来たりして,妙に引きつけられてしまうんですよね。


観終わって一番に感じたのは,一人一人が等身大の高校生で,エピソードもリアルな高校生活のあれこれ,だという事。

例えば,桐島を待つ間の暇つぶしバスケでの一コマ。
毎日屋上で吹奏楽の練習をする沢島(大後寿々花)を遠くから見て,
「帰宅部の女子に比べてレベルが低い」だとか,
「セックス(恋愛)する相手がいないから,部活頑張るしかない」だとか,言いたい放題の男子達。

もちろん,どちらも根拠のない偏見なのだけど,自分達が高校生だった頃を思い出してみると…
実際そんな雰囲気あったんだよね。
なんていうか,極端に言っちゃうと“恋愛経験豊富だと偉い”みたいな空気。。。

逆に部活頑張っている人からしてみたら,異性の話ばかりしてちゃらちゃらしてる人達をアホらしいと思っていたのかもしれないけどね。
(ちなみに私は“恋愛経験の浅い帰宅部”…(爆))

あとは“運動部 > 文化部”とかね。
そう考えると,高校生の世界には,社会よりも残酷な格差が強いられているのかもしれないなぁ…


そんな高校格差社会で,最も底辺に近いと思われる映画部。
運動部のようにパワフルでもなく,
吹奏楽部のように爽やかでもなく,
オタクの集まりのような映画部だけど,映画部部長の前田(神木隆之介)が映画を語る時のキラキラ感が半端ない!
(神木くんの演技の上手さにも感動☆)


また“答え”を観客に託すようなエンディングも◎
高校生活という青春は人それぞれあるように,本作の“答え”もそれぞれあっていい…って事ですよね,監督。

大人の為の青春映画です。
いい思い出も,悪い思い出も,自分の青春と重ねてご覧ください。

詳細評価

物語
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