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容疑者、ホアキン・フェニックス (2010)

I'M STILL HERE

監督
ケイシー・アフレック
  • みたいムービー 65
  • みたログ 111

3.26 / 評価:57件

アノ騒動の結果がコレだったのです。

  • Shoko さん
  • 2015年4月6日 14時01分
  • 閲覧数 1379
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

ホアキン・フェニックスが2008年に突然俳優を引退して、ヒップホップアーティストに転向すると宣言して、髪の毛ボサボサ、ヒゲぼうぼうの見苦しい風貌と、奇行を繰り返した時は、本当に変になっちゃったのかと心配したものです。
二年後にそれが映画のための「芝居」だったことがわかり、ソノ映画というのがコノ映画だったと知って、いつかみなくちゃと思っていました。

あのびっくり仰天だったディビッド•レターマン•ショウのインタビューも、アカデミーの映画撮影技師賞の発表でベン•スティラーがホアキンの格好をして大爆笑のプレゼンテーションをした時の映像も、ヒップホップのコンサート会場で観客に掴みかかった時のニュースも、この映画の中に紹介されていましたが、その後ホアキンが自分のしたことに対してそのつどどんなリアクションをとっていたのか、そんなところもドキュメンタリーとしてみられて興味深かった、、。

もちろん今はすべてが演技だとわかって、だからこそ落ち着いてみられる映画ですが、ホアキンは上手すぎるので、みてるうちに本当のことのような気がしてきます。

テレビのリアリティショウを視聴者が本気にしているところからヒントをえて、ハリウッドセレブの興亡、栄光からの転落、マスコミと視聴者との関係などを描いた大掛かりなモキュメンタリーをつくったわけですが、そうと知らずに本気で心配した人や、かかわって嫌な気持ちになった人もいたかもしれない。
自分のキャリアにマイナスになったかもしれないそんな危険をおかしても尚この実験的な映画のために二年にもわたって、この人物像になりきっていたホアキンのリスクテイカーな役者魂はすごいと思います。

映画の完成度としては少しだらだらした感じもあり、内容的にも言葉や品行がひどく悪かったり、あまりみていて気分のいい作品ではないです。
終わり方もその時かかる音楽ももう少しなんとかならなかったかと思うし。
編集次第でよくなったかも。
でもホアキンのやりたかったことを見届けました、という意味で、役者としての彼のファンには必見の映画だと思います。

その後「ザ・マスター」や「her/世界でひとつの彼女」で彼の天性の役者ぶりを再びみることができて、こんなことをしでかしてしまったホアキンがハリウッドでほされていないことがわかって、ほっと安心しています(笑)

「エヴァの告白」と「LAヴァイス」もぜひ見たい。ホアキンは稀有な役者さんで、これからもハラハラ、目がはなせません。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 勇敢
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