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Tメン (1947)

T-MEN

監督
アンソニー・マン
  • みたいムービー 1
  • みたログ 8

3.80 / 評価:5件

アメリカでは身長175cmでも小男なんだ!

  • bakeneko さん
  • 2021年5月20日 13時22分
  • 閲覧数 63
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

実際に起こった“上海の紙事件”を再現した“潜入捜査サスペンス”で、冒頭に提示される様に初の関係官庁へのロケーションが行われた財務省全面協力映画でもあります。

ロサンゼルスで偽札が出回る。印刷自体は写真製版という稚拙なものだったが使用された紙が実際の紙幣と全く区別がつかない程緻密なレベルだった為に、財務省(The Department of the Treasury)のシークレットサービスの偽札部門は捜査員(T-men)を犯罪組織に潜入させことを決定する。共にイタリア語が堪能なデニス(デニス・オキーフ)とトニー(アルフレッド・ライダー)は入念な準備の後にまずデトロイトの偽札組織に潜り込み、その後にデニスがロサンゼルスにいるデトロイト組織のメンバーに接触して、偽札の原版を餌に紙の出所を探り出そうとするが…という結構凝った設定の囮捜査の経過が、ナレーションに補完されながら進行します。

普通の映画ならば一直線にロスの組織に潜入するところを、素性を手繰られないようにデトロイト組織への侵入から始めるところや、物語の中盤で正体がバレた捜査員が殉職すること、更にまさかの組織の大物の寝返り…と実話ならではの先の読めない展開に、最後まで目が離せない実録クライムサスペンスで、実際に現地でロケしたチャイナタウンの胡散臭さはリアルですよ~

ねたばれ?
1、“同じギャング団の生き残り”と言っていた一人が捜査員だったら当然もう一人も疑わなきゃ!
2、サウナのはしごは命に係わると思う

おまけ―レビュー項目に無い、同じく財務省特選の偽札潜入捜査サスペンスのレビューを…
「罠を仕掛けろ:Trapped」(1949年 アメリカ 78分)
監督:リチャード・フライシャー
出演:ロイド・ブリッジス、バーバラ・ペイトン、ジョン・ホイト、ラス・コンウェイ、ロバート・カーンズ他
アメリカ財務省が全面的にバックアップした実録犯罪捜査サスペンス「T-メン」の姉妹編で、実話という制限に縛られていた「T-メン」に比べて、映画的な脚色(登場人物&設定の簡略化、物語の勧善懲悪化、そして美女の登場♡)がなされていますが、基本である“潜入捜査官が精巧な偽札の原版を餌に囮捜査を仕掛ける”物語の骨子は同じで、偶然会った知人によって捜査員の素性がバレるところや、偽札の原版を“一級の芸術作品だ!”と称賛するセリフ、そして何よりも映画冒頭の財務省の紹介ナレーションが全く同一であります(劇場で観ていて、間違って「T-メン」が掛かったかとハラハラしました)。

ボー&ジェフ・ブリッジスのお父さん:ロイド・ブリッジス(36歳)が偽札造りの前科者を熱演していて、捜査官のジョンを飄々と演じるジョン・ホイトと好対照を成しています。
タバコ売りをしているメグに扮したバーバラ・ペイトン(22歳)の実質的なデビュー作でもあり、ハワード・ヒューズやボブ・ホープと浮名を流し、アルコール中毒からの再起と、後の波乱の人生を予見させる一途な悪女?を熱演しています(本作が認められて、「アスファルトジャングル」のオーデイションに残りますが、こちらも売り出し中だったマリリン・モンローに役を獲られてしまいます)。

「T-メン」と続けて観ると、実話のハリウッド的な脚色傾向がよく判る作品で、偽札を見過ごすと騙され損であることも判りますよ!

ねたばれ?
たまには別な曲を聴きなさいよ…

詳細評価

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