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ロラックスおじさんの秘密の種
2012年10月6日公開

ロラックスおじさんの秘密の種

DR. SEUSS' THE LORAX

862012年10月6日公開

wak********

4.0

ネタバレ楽しい!! だからこそ脚本の甘さが惜しい

試写会に行ってきました。 まず、3D映画なのに画面が明るい!! 鮮やか!! 街や森が色鮮やかで綺麗で、ロラックスおじさんも綺麗なオレンジ色でした。 あと、話がわかりやすい! ミュージカルシーンがたくさんあって、その使い方が上手い。 冒頭の歌うシーンで、木も土もない全てプラスチックでできた街であること、 空気は購入するもの、空気で儲けてる社長が街のヒーローであること そんな特殊な世界観を、冒頭の数分間で子供(観客)にわかりやすく説明したのは 見事だと思いました。 そして、楽しい! 小さい子でも退屈させる余地を与えない、テンポの良さ。 生き生きとした動き。 途中でグズる子供、退席する子供がいなかったって、ガチ凄いんですけど。 続いて、キャスティングについてですが、皆さん上手でした。 志村けんさんは、ちょっと風変わりだけど優しいロラックスおじさんを 意外にも(失礼)、真面目に丁寧に演じていました。 ワンスラー役のトータス松本さんは、おじいさん役にしては声がまだ若いと思ったけど 若かりし頃のワンスラーが登場した途端、カチッとハマる! 関西弁なのに何故か違和感がないし、歌も上手だから、 ミュージカルシーンはどれも楽しかったです。 ストーリーについてですが、ロラックスおじさんが森の番人だけど、 特に不思議な力を持っていないって点が面白いと思いました。 基本的に見守り、忠告をするだけ。 番人っていうよりも、森のお父さんみたいな立場でしょうか? 「木は切り方を誤ると、自分の方に倒れてくる」 効率良く資源を得るために、木を切ることを決めたワンスラーに告げた忠告が すごく印象的でした。 しかし、ラストが消化不良。 え、これで終わり?って感じでした。 街の人達は、その後どうしたのか。 引き篭っていたワンスラーから、街の人達への歩み寄りはあったのか。 その辺のシーンも欲しかったです。 現在の街とワンスラーの接点が薄いまま、終わってしまったので、 クライマックスとラストが、上手く結びついてないかな~と思いました。 (多分、テッドやプラスチックの街は映画オリジナルの設定で 原作はロラックス&ワンスラーしか出てこない、 森を舞台にした話なんじゃないかと、勝手に想像してみる……) あと、話がわかりやすかったけど、書き込みが足りないな~とも思いました。 環境汚染(森林伐採)がテーマの一つになっているなら、 「木は大きくなるまで、何十年もかかるんじゃぞ!」 の一言は、例え子供向けだろうとあった方がいいと思います。 それと、一生懸命描いた木の壁画を意地悪な権力者に消されて ヒロインが凄くショックを受けているのに、 時間を置いて再び再登場した時、もう立ち直っているのは変だな~と。 楽しかった分、ストーリーが非常に惜しい! 惜しい! でも楽しい!! 親子での鑑賞をオススメします、 観終わった後は映画の感想や自然について、ぜひ親子で話し合ってください。

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