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苦役列車 (2012)

監督
山下敦弘
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3.30 / 評価:786件

本能に任せて働いて食って終わるのか

  • kaz******** さん
  • 2021年3月15日 19時57分
  • 閲覧数 226
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

社会の底辺に暮らす人間は多いが、それなりに生活を向上させようと努力しているのではないか。北町という男からはそれが微塵も感じられない。。こんな自堕落な青春からは何も生まれてこない。
 北町貫多は中学を卒業してから日雇人足をして生活している。稼いだ金は酒と風俗に消え、家賃は滞納し大家から催促を受けている。ある日、日下部正二という専門学生・日下部正二と日雇いの仕事で一緒になり友達ができた。貫多は正二を飲みに誘ったり風俗に連れていったりした。貫多は古本屋のアルバイトをしている康子が好きで近づきになりたいが、自分からは言い出せず正二に仲介を頼む。貫多は友達になって何をしていいかわからず、握った康子の手にいきなりキスをして怖がられる。正二はその後彼女ができて貫多から離れていく。貫多は康子とセックスをしたくて無理に押し倒したことでふられてしまう。飲み屋でふと目にしたTV番組でチャンネル争いから二人組と喧嘩になり・・・・・・・。
 肉体労働を低く見るつもりはないが、貫多の生き方はひどい。正二はなんとか這い上がろうと懸命になっている。女は性の対象とばかりすぐセックスしたがる。康子も友達になることをOKしたのだからもっとお互いを知り合って徐々に距離を縮めるべきだったろう。こうして貫多は何もかも失ってしまう。
 この映画のキーポイントは、高橋の存在だ。日雇労働の休憩時に貫多たちに『夢を持て』と檄を飛ばす。『夢なんて』という貫多に『働いて食って終わりか』と言う。飲み屋でTVのチャンネル争いの原因になったのは、高橋が歌手になる夢を持っていて、のど自慢で勝ち抜いていく番組をやっていたからだ。ここに『苦役列車』から降りていける希望を少しだけだが見出せる。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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  • 絶望的
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