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鍵泥棒のメソッド
2012年9月15日公開

鍵泥棒のメソッド

1282012年9月15日公開

lov********

4.0

ネタバレ途中で明らかになる設定の秀逸さ

堺雅人と香川照之、そう、「半沢直樹」の二人。 両名や広末涼子、その他の人々の演技も良く、筋書きもとても面白い。 荒川良々がここでは本当に恐ろしい人相の悪の親玉になっていたのも印象的。 堺と香川のコンビネーションの良さを味わうにも格好のサンプルの一つだと思うし、何よりも途中で明かされる香川演ずるコンドウこと山崎の正体が殺し屋ではなく、巧妙な「便利屋」だったとの事で、個人的に「あっ、そう来たか!」と思った。 また、記憶を失っても相変わらず緻密で万事準備を怠らず、尚且つ誠実なコンドウの本質が、堅物で恋愛経験も無いのに結婚予定だけはガッチリ決めている香苗(広末)の心の「サイレン」を最終的に鳴らした場面は、ロマンチックだった。 そして元々エキセントリックで狂気を感じさせる演技も絶妙な堺雅人だが、この映画での変装と悪党たちの前でわざとガラ悪く演技する桜井のコミカルさも、堺らしくて良かった。(この映画では控えめではあるが。) かつての彼女に会いに行き、新しい男との生活開始を見せつけられてウジウジと泣く桜井も、ダメダメ系を演ずる堺雅人を楽しめる。(というか、コンドウの人生を乗っ取るセコさと、それをやり通せる度胸も知恵も無く、しかし妙にプライドだけは高い桜井のキャラが憎めないw) 決して大笑い出来る爆笑系映画ではないが、しみじみと味わい深い、それでいてほのぼの出来る映画だと思う。 堺雅人ファン、香川照之ファン、それから半沢で二人のファンになった人々は是非ご覧あれ。

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