歌はいいがストーリーはスカスカ
- サンゴ さん
- 2014年12月27日 20時48分
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- 総合評価
「天使にラブソングを」が大好きなので、同じようなのを期待してこれも見てみた。
が、雲泥の差。
いいゴスペルが聞ければいいやと思っていたのは事実だし、ステキな歌声は確かに堪能できたけど、映画としてはほんっとにスカスカ。
主役のクイーンが単なる嫌な母親、嫌なリーダーにしか見えない。
娘に悪い虫がつかないように厳しくしつけてるんだけど、新しく引っ越してきたドリーの孫はどう見てもいい子。
多少自由すぎるところはあるけれど、学校でいじめられているちょっと変人の息子にもすごく優しくしてくれる。
歌もうまいし、楽器もひけるし、聖歌隊にとっても願ってもない人材なのに、特に不良でもないこの子を異常に嫌い、娘から遠ざけようとし、聖歌隊に入るのも嫌がる。
母親としても、聖歌隊のリーダーとしても失格。
ドリーとは最初から仲違いしているのだけど、なんで仲違いしているのかの説明もないし、ドリーのほうは普通にいいおばさんなので、余計クイーンが嫌なおばさんに見える。
面白かったのは男運のないおばさんの話ぐらいで、後はもうほんとに酷い。スッカスカで全然いい話じゃない。
歌はほんとにいいので、「天使にラブソングを」みたいな、笑えて泣けるいいお話にしてくれたら絶賛したのに。
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