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希望のシグナル 自殺防止最前線からの提言 (2012)

監督
都鳥伸也
  • みたいムービー 3
  • みたログ 6

1.75 / 評価:4件

やさしさとゆとり

  • derzibet さん
  • 2012年6月17日 0時52分
  • 閲覧数 339
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

”秋田県の自殺対策を追った一年間の記録”と言ったドキュメンタリー作品なのですが、この作品で何が言いたいのか?伝えたいのか?何を見せたいのか?明確には伝わりません。これは制作者自身が自殺問題に対する方向性を見いだしていないのが原因なのかどうかはわかりませんが、単なる自殺問題に取り組む人々を並べているだけです。

作品は、”心と命を考える会”の会長で僧侶の袴田俊英を中心に様々な自殺問題に取り組む団体を紹介し、また、”秋田心のネットワーク”を中心としたこれらの団体の連携と自死遺族や震災などの新たな問題に対する取り組みを紹介するものなのですが、あれもやってる、これもやってると言った取り組みの羅列に終始しているがために観ている方からすれば、だから何?と思わず聞きたくなる始末です。この程度ならば、劇場で公開する必要もなく、チラシにでもまとめて街で配れば良いと思えるほどの内容です。

勿論、問題に真摯に取り組む人々のがんばりには頭が下がります。この作品においては、特に袴田さんのやさしさと厳しさを兼ね備えた眼差しには心が打たれますが、それを伝える側がお粗末すぎます。

映像に関しても切り貼りのインタビューに、やたらと揺れて見にくい手持ちカメラの映像やピンぼけなど内容に加えて技術的にも問題があります。

タイトルにもある「自殺防止最前線からの提言」にも疑問が残ります。登場する人々は手探りの中で問題に取り組んでいます。五里霧中の中でなんとかしようと藻掻いている姿にしか見えません。ここで描かれていることが提言とは思えません。

兎に角、制作者の稚拙さが目立ちます。まるで役所の公報の如く空虚な作品です。

また、エンドロールの長ったらしい協力者の羅列にもうんざりです。協力者への感謝は別の所でしてもらいたいものです。

良いテーマと取材対象を得たのに残念な作品となっております。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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