ここから本文です

ジョルダーニ家の人々 (2010)

LE COSE CHE RESTANO

監督
ジャンルカ・マリア・タヴァレッリ
  • みたいムービー 56
  • みたログ 50

4.52 / 評価:25件

新しい家族観

  • sea***** さん
  • 2012年7月26日 16時40分
  • 閲覧数 726
  • 役立ち度 18
    • 総合評価
    • ★★★★★

一家族の離別と再生という大河ドラマ、しかも6時間超えの非常に長い作品ということで、当初は正直、ストーリーが中だるみになったり退屈ではないかと若干危惧していたのだが。
見終えての感想は。。とんでみない。本当に素晴らしかった!おそらく、人生ベスト5に入る傑作になるのではと思えた。

末っ子の三男の事故死をきっかけに、元々亀裂のあった家族がばらばらになる幕開けから、
偶然出会った難民の女性とその娘のために奔走する長男と次男。
自らの患者であった元兵士の男性に心を引かれつつも、彼の幸せのために人力を尽くす精神科医の長女。さらには、恋人の最後を看取り、その娘の父親代わりになることを引き受ける長男。
最後は家を去った父親が、妻や兄弟のために踏み込んだ行動に出る。

家族の再生という狭い世界観やテーマに留まらず、そこにはイタリアや欧米諸国の社会が抱える様々な問題が大きく影響していて、スリリングで熱っぽいストーリー展開をおりなしている。
それはむしろ、家族という枠を超えて、血の繋がりのない他者に注ぐ愛を通して、ジョルダーニ家の人々自身が、新たな家族の形を得ていく相互関係の物語でもある。
その経過は、「無縁社会」と呼ばれる家族の在り方が変わりつつある昨今の日本社会にも、新たな共同体や人間関係の構築を通して、一筋の光を投げかけていると思う。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 勇敢
  • 知的
  • 切ない
  • かっこいい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ