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ジョルダーニ家の人々 (2010)

LE COSE CHE RESTANO

監督
ジャンルカ・マリア・タヴァレッリ
  • みたいムービー 56
  • みたログ 54

4.56 / 評価:27件

強い人々の物語

  • cinemama47 さん
  • 2020年5月12日 20時00分
  • 閲覧数 80
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

血縁を超えた家族の物語だった。
家族になるということは、しがらみを持つということで、そこにはお互いに対する役割期待もあるはず…と、少なくとも日本人ならば思う。
ところがジョルダーニ家の人々は家族でありながら、それぞれが一人で自由に立つ。
徹底して一人になって、そのうえで関わりを持つ相手を選び、選ばれていく。
登場人物はいずれもとても強い人たちばかりだ。
固有の意思や感情を持つ自分自身を、何よりも大切にする人たちばかり。
父親は心を病む妻に寄り添いつつも愛人のもとに去るし、長女が「もう愛していないの」と誠実で優しい夫を突き放つというとても心が痛む場面もあった。
そんな中で、長男の同性愛パートナーの連れ子は強く健やかに育ち、難民の母娘はジョルダーニ家の中でゆるぎない立ち位置を確保し、次男と幼馴染の健全で対等なほほえましいエピソードを見せて映画は余韻を残しつつ終わる。
しかし、彼らの関係性はすべて危ういもので、決して安心できるようなものではない。
およそ甘えとか凭れあいを許さない厳しい個人主義のヨーロッパであればこその、家族の在り方かと思えた。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
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