作品レビュー(1件)
- taro48.
3.0点
(日本語のタイトルソングから始まるゆえ 吹き替えにセットしていたかと再確認後のDVD観賞。) 白黒のタイトルをバックに思いのほか合う日本語の歌にスタイリッシュな雰囲気充分で久々ギャング映画佳作の予感が… 身繕いするシーンでは 裏家業とはいえ身形に気を使うお洒落で粋なチャーリーの拘りが見られ興味深い。 娼婦やストリッパー等 堅気の一般人からは見下される商売の女にも 侮蔑せず人格を尊重した対応をするので 初老とはいえとにかく女にモテル。 その後ギャング仲間と街のボスから資金強奪の打ち合わせを行う… と此処まではチャーリーのダンディズム溢れるレトロムードたっぷりな傑作… さて前半山場となるはずの強奪シーンなのだが 編集の間の抜け方ぶりには?? 銃はご法度の約束も即反故、進入する際ロープが濡れていたとかで早くも一名、墜落死 。 進入した室内でドアを開けたは良いが、いきなり相手方の手下と鉢合わせし 銃撃戦の末ほうほうの態で逃げ出す始末… それにしても 銃撃戦の間が悪く血飛沫は舞っても迫力が伴わない、 チャーリー長年の相棒も相手方ボスが即射殺、サディストの禿頭アルティメット男に捉えられた仲間は嬲り殺しに遭うも チャーリーはボスの愛車を盗み遁走。 このシーンも 道路向いの車内にいるのにボス一派に見つかりもせず 擦違いにガレージに侵入後容易く乗り去る? 面子を潰されたボスは チャーリーを捜しまくるが最後まで見つけられない有様。 目立ち度№1の クラッシックレースカーで国道を飛ばせば即発見されて当然だろうに … 生別れた息子の許に身を寄せ 生き様をレクチャー、 安らぎの一時が訪れたのも束の間 軍資金が無くなり有ろう事か親子で、 息子の雇い主の金を強奪する。 チャーリーを捜し禿頭男一味が ネイキッドバー店内に来るが店の席に座るチャーリーに気付かない間抜けぶり… 裏切りがバレ禿頭男に半殺しにされた息子を助けに単身殴りこみをかける、クライマックスシーンも銃撃シーンの間が悪く相変わらず緊迫感は不足したまま。 筋金入りのヤクザ連がチャーリーにビビリ、銃を置いて逃げるのも? と斯様に 脚本と編集の悪さが付きまとう、 一番の強面 トムベレンジャーが 保護観察管役にてアクションシーンに出番が無いのも勿体無いミスキャスト。 等々 DVD付録メイキングも見たが あと少しでギャング映画の傑作に成り得たのにご都合主義で詰が甘いため凡作に成り下がったと 素人の私が観ても勿体無いと感じた映画でありました。
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