leia
4.0点
ジョン・グリシャム原作の『依頼人』かと思って観たのに、韓国の違う映画だった…。ぐすん。ジャンルも法廷サスペンスで同じだったし、ややこしいなぁ~。 遺体がないという不可解な殺人事件で逮捕されたのは、被害者の夫だった。検察側に不信感を感じた夫の弁護士は事件の真相を探る。しかし被告人には以前にも容疑者となった殺人事件があることがわかり…。 主人公である弁護士、検察官、被告人の心理合戦がストーリーの中心で、よくある法廷ものではありますが、3人とも中々の演技力で引き込まれるものがありました。 被告人を信じられなくなった弁護士、どんな犠牲を払おうとも被告人を有罪に導こうとする検察官、そして謎の多い被告人を、観客は法廷の陪審員になったつもりで、小出しに提示される事件の情報を元に真偽を判定していく。 スリリングだけど、猟奇的なシーンがないので見やすいです。ストーリーはやや難解。つぎはぎになった情報を整理していく作業があるので、のんびり観たい方にはおすすめしません。テンポも速かったので、置いてけぼりをくわないように気を付けましょう。 まぁ、検察側がちゃんとした捜査をしましょうね…ってことですよね。推定無罪をどうしても回避したいといっても、個人的なプライドをかけるのはねぇ。主人公がプライドよりも真実を優先したのは良かったんじゃないかな。 低評価の本作ではありますが、演技が良かったので私は楽しめました。
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