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僕は人を殺しました (2011)

監督
坂井田俊
  • みたいムービー 9
  • みたログ 9

2.00 / 評価:6件

長編には向きません

  • derzibet さん
  • 2012年5月20日 0時27分
  • 閲覧数 2449
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

短編で作品を発表してきた坂井田監督初の長編と言うことですが、タイトルと予告編に興味を持ち過去の作品を含めて鑑賞しましたが、ざっくりと言えば長編には向いていません。

過去作もそうですが、坂井田監督作品に描かれる殺人や暴力にハッキリとした意味を見いだすことが出来ません。強いて言えば、その説明困難さこそがテーマなのかも知れませんが・・・。

池田小事件の宅間守や北九州監禁殺人事件の松永太をモチーフにしているそうですが、特に物語りと言うべきものはありません。だだ、二人の男が普通の市民を拉致喚起し殺害する様をある意味ねちっこく映すだけです。

映像が抽象的なためにどの様な解釈も可能ですが、支配と被支配、又は、属性の変化といったところがテーマとなるでしょうか?

過去の作品もそうですが、兎に角、何を映しているよくわかりません。

画質は悪く暗闇のなか遠方からカメラを動かすこともない長回しの映像が続きます。この表現方法はお気に入りなのか短編の時から変わりません。

これにより映像のチープさが軽減されますが、当然のことながら何が何だかわからなくなります。観客の理解を得ることを目的としない監督ならば一挙両得なのかもしれませんが・・・。

これはある意味、短編においては魅力的です。何しろ何が何だかわからないままに映画が終わるのですから。しかし、この手法での映像をつなぎ合わせて長編作品にしても魅力とはならず只単に尺を伸ばただけではしているようにしか見えません。実際、鑑賞中に何度か睡魔に襲われましたがふと眼を上げますとまだ同じ場面が続いていたりします。要するに、この表現方法では長編に耐えられません。

残念ながら、今後もこのやり方を続けるならば短編に絞るのが良く、また、長編を作るのであれば、これまでとは違うアプローチが必要なのではないでしょうか?。

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