作品レビュー(274件)
- pal********
2.0点
この監督はもともと芝居の世界を極めている方のようで、それで評価の高い自作を映画化されたのですが、多分、芝居の物語では良かったかも知れませんが、映画では成功していないと思います。芝居は全てが抽象化を前提に作られているので、目の前で殺人が起きても、誰もそれをリアルとは捉えないいう意味で、どんな人物設定も観客は受け入れてしまいます。見ている人間と同じ時間を共有している以上、こんなやついないだろうという人間でも、芝居でそれを指摘することはない。だって、目の前にその人間がいて、そうしているんだから、もう受け入れるしかないんです。そういう意味でどんな荒唐無稽な話も、そういうもんだとして受け入れ、それが面白いのかどうかということが評価となる。ところが映画では、逆に全ては作り物であり、時間は全く、映画任せで、過去と未来を行ったりきたりしたりするので、作り物としての完成度が高くないと、その世界を受け入れることができないということになります。この映画は、リアルさを追求しているのですが、如何せん人物設定に難があり、そこで私なんかは覚めてしまいます。特に女性の描き方は不気味です。例えば、女性の警備員が、寂しさから性被害を受け入れる話とか、別の女性が先輩から言われて仕方なくお見合いして、何か母性的な気持ちを表明するとか、また別の女性が彼氏の先輩とはいえ、極めて凶暴な男を自分の部屋の泊めたりするとか。その行為をなぜという疑問に応える形で描く必要性を感じてなかったのは明白ですが、そこは突き詰めてリアルな人間像を映像で納得させることが映画には必要だと思いますし、芝居では、みんなが勝手に、なぜを考えることで成立した鑑賞体験は、映画では違和感しか残さないという結果になったのではないかと考えます。
- s07********
1.0点
なんかスッキリ感もなくあとは見た人がどう感じるかの映画ですか、原作があるなら映像より小説のほうが良さそうです。
- f_m********
4.0点
どこから見ても魅力というものをまったく感じない主人公。 冴えない男が唯一の存在の妻を失って、その復讐に人格が変わっていく、 という様な話なのかなと思っていたら、実は違った。 これは、どんなに失意や憎悪を抱いても、実際は「人を殺す」なんて 行為の一線は越えない人間は越えないだな、という話だった。 一方の主人公の妻を事故で殺してしまった、最低の狂気クズの 山田孝之でさえ、「本来は」その一線を越えたい訳ではない。 そんな風に感じた。(ただ、こっちは事故の時に片足は一線を 越えてるんだと思う) 見てる最中は、もう、堺雅人のオッサン感にやられて、そこまで 感じる暇がなかったけど、見終わってしばらくするとそんな風に 思えた。 なので、見てる時は☆3くらいかなと思ってたけど、 そう考えると☆4弱の印象だった。
- zas********
4.0点
一人のクズによって人生を狂わされた人たちの、それでもクズと関わり続ける奇妙な人間関係とその再生の物語。 山田孝之のクズっぷり。綾野剛のクズっぷり。堺雅人のクズっぷり。安藤サクラのクズっぷり。そしてクズの新井浩文がイメージと違う役柄で、全ての役者さんが映画の中の人物を演じきってる。 画面は汗と泥とプリンでぐちゃぐちゃで汚ない。 その中の人間模様は様々で、悪党なのに小心者だったり、妻の最後の電話に出なかったことを悔やみ続ける町工場の社長だったり、義理の兄をなんとか立ち直らせようとする学校の先生だったり、慎ましい生活に孤独感を募らせていた警備員の女性だったり。 みんな誰かと繋がりたいとどこかで思ってるンだろうな、と思わせるエピソードがチラホラかいまみえて、最後はほんの少し前をむこうとする主人公の 過去をたちきる寂しさで終わる。 決して気分のいい話じゃないけど 役者さんたちの好演で後味は悪くない。
- jaj********
3.0点
堺雅人、山田孝之の演技は圧巻。流石だなぁと唸らされました。が、ストーリー、脚本に難あり。引っ張るだけ引っ張っておいて、オチがない。特段に響く台詞もない。そして、登場人物のキャラクター設定が中途半端。安藤サクラ、綾野剛ら俳優陣も良い演技だっただけに、もったいない作品。
- たまごロール
1.0点
「半沢直樹」関連のネット情報で「いい作品」、という評価を見て配信でチェック。今みるとキャスティングは超豪華! ですが、見るに値しない作品です。爽快感やカタルシスを期待してはいけません。意図された演出なのでしょうが、画がとにかく終始「汚い」(苦笑)。 途中やたら煽るようにカウントダウン画面が出て、一体子の話をどこに落とすのか、それだけで何とか見続けられますが・・・ 狂人に見えるものの、実は口ばっかりで実は気の小さいダメ男(犯人)をあの山田孝之さんが相変わらずの徹底ぶりで演じているのに感動はします。が、出てくる人間全てが理解不能、誰にも感情移入出来ないまま、病的で意味不明なエンディングを迎えます。
- mag********
5.0点
ネタバレ面白い
このレビューにはネタバレが含まれています。 - mar********
3.0点
ネタバレラストで台無しになりました
このレビューにはネタバレが含まれています。 - tch********
4.0点
ネタバレ最後の夜の意味とは
このレビューにはネタバレが含まれています。 - サンゴ
1.0点
役者陣の熱演は見事なんだけど、いかんせんストーリーがつまらない。 妻をひき逃げで殺された夫が、加害者に復讐する話なんだけど、復讐までがやたら長くて冗長、やっと復讐の日になったと思ったら、その復讐がまったく復讐になってなくて、がっかり感が半端ない。なんでこんな話で映画化のゴーサインが出たのか理解に苦しむ。 まったくカタルシスがなく、エンターテインメント要素に欠ける。 それがリアリティなんだと感じてくれる非常に好意的な観客でなければ、この映画はつまらないというと思う。 この監督なら、「葛城事件」のほうが遥かに見る価値があると思う。 あれも傑作だとは思わなかったけど(実際★2つけてるし)、この映画に比べれば遥かに面白い要素があったし、見応えがあった。 ただ、役者陣は本当にいいキャスティングで、特に脇役陣は役にハマっていて、熱演している。 この熱演に★1つけるのは申し訳ないんだけど、葛城事件に★2つけといて、これも同じ★2にするのは葛城事件に申し訳ないので★1に。 まあ、役者陣のファンの方と、映画にいわゆる面白さを求めない、リアリティを評価する方以外にはおすすめしません。
- tat********
1.0点
全く無意味
- アサシン
2.0点
復讐と言いながら、ちまちまと、自分の世話すら出来ない。 悩んで、苦しんで自己中で、復讐相手にすら絆を求めようとする。 私は自分以下の人間を観て満足する輩ではないので、この映画は胸クソ悪くなるだけでした。 妻が死んでなくても、何かやらかしそうです。 妻の死のせいにして、生きる励みにするような姿には共感できん。 演技が素晴らしいだけに余計にそう思う。 谷村美月だけ印象に残る。
- air********
2.0点
役者はいい演技 話が多分よくない 映画化するなら、ほかの小説が良かったなあ
- lac********
3.0点
堺雅人の汗ばんだ肌感、すごすぎて画面から体臭が臭うんじゃないかってくらいすごいです。 かなり、ヤバめです。 出てくる他のキャラクターたちもクセ強めでいい意味で全体的に気持ち悪いです。
- つとみ
4.0点
ネタバレ何もかもわかる必要はない
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ちーちゃん
1.0点
ネタバレ駄作 目と耳の無駄
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ros********
1.0点
山田孝之さんの最低男の演技以外は全く良いとこナシの映画。 堺雅人さんは不気味で意味不明な言動ばかり。 妻の復讐が素材ならもう少しテンポ良くストレートに物語を進めれば良いのに 訳分かんない。 山田孝之さんより堺雅人さんの方が変質者みたい。 妻を殺されたからおかしくなったのかな、って思ったけど 最初の留守電時のプリンの食べ方や対応も不気味だった。 時間の無駄。
- qqs********
1.0点
看板だおれ、つまりタイトルだおれ。 「侍」から想像するようなもの~気骨、美学、信念、正義~といったものを想像して期待していたので、大きく肩すかし。 私にこれだけの映画を作る経済力と、これだけの俳優を集める人脈があれば…、 と思った人も多いのでは。
- azumi
2.0点
チャンネルnecoで視聴。 まずこういう映画は好きじゃないから、あんまり入り込まないで観てましたが安藤サクラの時だけ引きつけられましたね。やっぱり上手いのかも。山田の演技は定番だし、綾野は下手。堺は普通。
- dum********
1.0点
ネタバレ復讐を題材にした映画としては
このレビューにはネタバレが含まれています。