2013年4月6日公開

海と大陸

TERRAFERMA

PG12932013年4月6日公開
海と大陸
3.6

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

20歳のフィリッポ(フィリッポ・プッチーロ)は、シチリア島よりさらに南の小さなリノーサ島で生まれ育った。父が2年前に他界したため、彼は70歳になる祖父(ミンモ・クティッキオ)と一緒に漁師として海に出ていた。先細りの漁業から早々に観光業にくら替えした叔父のニーノ(ジュゼッペ・フィオレッロ)は船を廃船にするよう勧めるが……。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(17件)

切ない18.6%絶望的11.6%悲しい9.3%泣ける9.3%知的9.3%

  • fg9********

    2.0

    主人公の青年がオタオタバタバタし過ぎる

     …あらすじは、解説のとおり。  イタリアの地中海の小島が舞台で、漁師は高齢化し、若い者は跡を継がないで観光商売に転じている。  そんな状況の中、主人公の青年とおじいちゃんは今日も沖合に船を出していた。  そこに不法入国難民がむらむたと湧き上がってくる。  おじいちゃんは、『溺れる者を助け上げないでどうする !』と、法律違反であることを知りながらも海の掟に従い彼らを救い、身重の女性とその子供一人を自宅に匿う。  この難民たちは、アフリカ大陸から2年もの歳月をかけて辿り着いたらしいのだ。  イタリアの難民問題の根深さをヒシヒシと感じ、また、おじいちゃんを演じたミンモ・クティッキオも貫録十分だったが、主人公の青年がオタオタバタバタしていて幼すぎるイメージが拭い去れなかったので☆一つ減じた。

  • lem********

    3.0

    遠からぬ日本の田舎を連想させる物語

    イタリアの小さな島で漁業を営む小さな一家の生活を淡々と描いた映画でした。 小舟で漁に出るお祖父ちゃん、それを引き継いでいこうとする孫。夏のヴァカンス時期には自分たちの家を民宿として貸す事でどうにかこうにか生計を立てている。そして、ヨーロッパの若者達がその家を借りに来たり、漁をしている時にアフリカ難民を助けて匿う事になったり・・とストーリーはこんな感じ。 イタリアの小さな島に必至でたどり着こうとしているアフリカ難民とただ避暑地として遊びに来るヨーロッパのお金持ちの対比。アフリカ難民を助けた為に窮地に立たされる家族、そして人間としての葛藤がありました。お祖父ちゃんは昔ながらの頑固な漁師であり自分の仕事に誇りを持っているが、なんせ漁だけでは食べて行けず観光事業に乗り出している次男に頭が上がらない感じ。日本のドラマにも出てくるような題材ですよね、日本も少子化が進み農業や漁業に携わる人が減ったら観光事業に乗り出さざるを得ないという状況になるかもしれません。 こういう暗い雰囲気の映画なのですが、この一家のお母さんがイタリア美人で色っぽく、不幸な状況なんだけど一種の明るさというか悲惨にはならない状況をうまく作り出していたなと感じました。ただ、中盤からアフリカ難民を助けていく・・みたいな結構劇的な内容に様変わりしていて映画の題材がブレてしまったのが残念です。あの難民はこっそり出ていく・・という形にした方が後味良かったのにと思いました。 イタリアの田舎の島の綺麗な所と現実の厳しさ・・この2点はしっかりと心に焼き付きました。

  • じぇろにも

    4.0

    ネタバレ海に網を張る船

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • いやよセブン

    4.0

    どうすればいいんだ!

    イタリア南部の小島で暮らすフィリッポは3年前に父を亡くし、母とお祖父ちゃんの三人暮らし。 お祖父ちゃんはポンコツの漁船で漁師の現役だが、維持費がかかり、みんなは廃船にして補償金をもらったほうがいいという。 夏は観光収入が見込めるため、民宿にして自分たちはガレージに住む。 漁に出たとき、アフリカ難民を見つけ、溺れそうになっていた子供連れの妊婦を救助、ガレージで出産。 警察にお祖父ちゃんの船を接収されてしまい、生活出来なくなる。 目の前で溺れている人を助けるのが悪なのか、船にしがみつく人をオールで追い払うのは善なのか、フィリッポは苛立つ。

  • hir********

    3.0

    ポスターの「躍動感」が感じられなかった。

    イタリア南部の小さな島で代々漁業を営んできた一家が、法律違反を覚悟の上でアフリカ難民の親子を匿ったことから巻き込まれた出来事を題材にしている映画だ。海に囲まれるイタリアの難民問題の根深さを感じとることができた。 オープニングの、漁網を海に投げ入れていくようすを水中から見上げる映像と、その時の水中を伝わる音は、本作が傑作の部類に入ることを予感させた。しかし、93分の尺の割には後半がダラダラしていたので、急に失速感が出てきて長く感じてしまった。これは、主人公フィリッポの家族と押し寄せるアフリカ難民たちとの関わりの描き方が中途半端だったからだろう。 フィリッポを演じたフィリッポ・プチッロは、始終、ただバタバタとしているだけに思えてあまり深味が感じられなかった。一方、フィリッポの母ジュリエッタを演じたドナテッラ・フィノッキアーロは非常に魅力的だった。特に、匿った黒人親子が大陸に向けて家を出発するときの演技は秀逸だった。黒人の子供を抱かせてもらったときに、険しく硬い表情から、子供をもつ母の柔らかい表情に変化するシーンは身に染みた。 ラストでフィリッポが黒人親子を船で送って行くシーンは、何の驚きも感動もなかった。中学生が書いた脚本のようで非常にがっかりした。「みなさん、困っている人がいたら助けましょう」的な、小学校の道徳の授業のときに読まされた物語のようだった。 ボートから観光客が飛び込む瞬間を描いたポスターやフライヤーがとても印象的だったので、鑑賞を非常に楽しみにしていたが、本編ではこのシーンの描写に躍動感がまったく感じられず、非常に残念な思いがした。期待が大きすぎたのかもしれない。 P.S. 本作は、2011年ヴェネチア国際映画祭の審査員特別賞受賞作です。ところで、フィリッポが刑事コロンボのピーター・フォークに見えてしまっていたのは私だけでしょうか。 2013年7月6日鑑賞 パンフ:買わなかった。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

ヴェネチア国際映画祭第68回

審査員特別賞

基本情報


タイトル
海と大陸

原題
TERRAFERMA

上映時間

製作国
イタリア/フランス

製作年度

公開日

ジャンル