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みなさん、さようなら (2012)

監督
中村義洋
  • みたいムービー 165
  • みたログ 879

3.59 / 評価:509件

私がこの映画を嫌いな理由

  • cyborg_she_loves_me さん
  • 2018年2月13日 1時50分
  • 閲覧数 5329
  • 役立ち度 10
    • 総合評価
    • ★★★★★

 ものっすごくヤボなこと書きますので、感動したという方、あるいは感動したいと思われる方は、以下のレビューは読まないことをお勧めします。あくまで「私は」この映画が不愉快だった、というまでの話ですので。



 この映画を見て、そうそう、こういうトラウマってあるよな、かわいそうだな、でも必死でそれと戦おうとしてる姿が感動的だな、と思う人は、自分の中にも、親しい人の中にも、本物のトラウマというものを体験したことのない人じゃないかと私は思います。

 だってこの悟(濱田岳さん)っていう男、団地の外に出られないという1点以外は、団地の中なら1人で平気で夜でも出歩けるし、団地の外の知らない人(TVレポーターとか)とも平気で会話できるし、好きな女の子にふられてもちゃんとその事実を受け入れられるし、ケーキ屋が駄目になったらケーキ教室を考え付いて、団地じゅう宣伝までしてまわれるし、最後は凶器もったヤクザにまで向かっていける。なぁんだ、ものすごく善良で、常識的で、判断力も行動力も、命かけられる勇気もあって、なんの問題もないじゃん。それで団地の外に出る階段だけあんなにおびえるって、ぜんっぜん共感できない、いかにも現実のトラウマを見たことのない心理学オタクの考えたストーリーです。

 その「いかにも」っていう話を作っておいて、ね、いい話でしょ、と自己満足に浸ってるところが、私には我慢できないところでした。

 ただ、私自身、高度成長期に未来都市みたいなデザインのニュータウンに住んでたことがあって、しばらくぶりに行ってみたらそのさびれ具合にけっこう愕然とした経験を持ってるものですから、真っ昼間からサビだらけのシャッターが全部閉まってる商店街の風景とか、団地の盛衰の描き方は、すごくリアルでした。そこだけは共感できた。

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物語
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