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みなさん、さようなら (2012)

監督
中村義洋
  • みたいムービー 165
  • みたログ 879

3.59 / 評価:509件

移動しないロードムービーのような群像劇

  • qaz******** さん
  • 2019年1月6日 13時07分
  • 閲覧数 1025
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

物語の捉え方により感受性を多様に働かせるか表面的に提示しているベタ部分だけを捉えつまらなく感じるか分かれる作品。

この映画を母子の感動作品や主人公のトラウマや執着を理解させるための物語と捉えるのは短絡的である。
名前も知らない作家の小説を読むように変わって見える男の周辺に巻き起こることを淡々と感じながら四方八方に考えを巡らせながら見るのが丁度いい。

例えば各登場人物の物語と行動に移る岐路を選択肢する経緯は分かりやすく提示されており主人公の世界がメインではなく群像劇なのだと分かる。

演出はシニカルなコミカルな部分ではコケてるがシリアス部分に無機質に繋がる点が良いリズムで、小さくて特異な世界と一般的な境界線を繋いでる。
設定上逆なパターンが多いと思うがこの映画では一般的な世界に感傷的なものが存在する。

この映画の演出の中でも秀逸に感じたのは腕がある殆どの役者達はその平均よりワントーン抑えた演技をしており、まだ新人に呼ぶに相応しい役者に対しては綿密に演技指導が入っているのではないかと思われる自然さだ。
役者達は人生の中の一片として熱い演技というわけでもなく旅立つ。

予想通りな事情から小さな世界から主人公にもまた変化があるが、そこだけは熱く或いは勿体ぶって演出するかと思っていたがドライだった。

貴女自身が感じられるものだけをそれぞれに受け止めてくれとマイペースに進むロードムービーを見たかのようだった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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