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みなさん、さようなら (2012)

監督
中村義洋
  • みたいムービー 165
  • みたログ 878

3.59 / 評価:510件

変わらない、変われない

  • aru******** さん
  • 2013年10月5日 0時21分
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

団地住まいの少年・悟は団地を出ずに生活すると決意する。
小学校卒業後は中学校に通わず、16歳から団地内のケーキ屋で働き始める。
「団地は自分が守る」と身体を鍛えるが、友達は少しずつ団地を出ていき・・

濱田岳出演×中村義洋監督作品がいくつかありますが、好きな作品が多かったので、本作も見てみました。

まず、濱田岳が13歳の少年を演じているところに驚きました。
だいぶ違和感があります。

だいぶ個性的な主人公・悟の変わった考えや行動にちょっと引いちゃいました。
でも見続けていると不器用な真っ直ぐさにくすっとし、ちょっとじんわりし、気づいたら濱田岳が10代を演じていることの違和感はなくなっていました。

キャラ設定から『海の上のピアニスト』を思い出しましたが、ストーリーも雰囲気も全く別物でした。
当たり前ですけどね。

シュールとコミカルの入り混じった感じで終わるのかなと思っていたら、途中から思ってもいない方へ展開しました。
ここの感じ方は人により分かれそうな気がします。
僕は困惑しました。
後半の雰囲気もそうですが、急に変わった事にもです。

ここのかじ取りの急な感じもそうですが、他の色んな要素も大事にされていないように感じます。
もっと丁寧に描いてほしかったと思います。
お母さんとの関係性は特にそう感じました。
映画の尺では時間が足りなかったかもしれません。

微妙かなと思うところもある一方で、興味深いところもありました。
悟はぶれずに年を重ねますが、周囲の人たちは変わっていきます。
主に描かれるのは隣の部屋の女の子と、恋人になる女の子です。
年を重ね、考えや雰囲気が変わっていく様子に何か納得してしまいます。

変わらない悟と変わっていく周囲の人たち、団地を出ないと決めた悟が団地を出ると決めた人たちを送り出す、この対比に悟の強さと物悲しさを感じられました。

つまらなくはないですが、とっ散らかった感じがもったいなかったと思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 不思議
  • 不気味
  • 切ない
  • コミカル
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