作品レビュー(129件)
- cca********
4.0点
ネタバレ期待?
このレビューにはネタバレが含まれています。 - 月曜日の憂鬱
4.0点
ある事件から団地から出ることが出来なくなった男の子の青春群像劇を過疎化が進む団地を舞台にコミカルに描く。 まあ、濱田岳が好きで予備知識なしで観たけど普通に最後まで楽しんで観れた。ラストはおそらく・・。って予測できてしまうんだけど最後は清々しく感動できた。その後の主人公が幸せになれることを祈らずにはいられませんでした。
- sta********
2.0点
もっと深い意味があって団地に引きこもっているのかと思っていました。 主人公が子供から大人までの期間なので、思春期を描くのも仕方ないとしても、あんなにエロさを入れる必要があったかなと思って途中で嫌になりました。 はるさんと田中圭さんは印象が違っていて新鮮でした。 2人ともあまりよい役と思えないけど、熱演だったと思います。
- kyo********
5.0点
素晴らしい作品である。 日本文学を映画化するならこのように作らなければならないというお手本を見せられた。「文学映画」ともいえるし「映画文学」ともいえる。 この監督は現代映画であるなら必ず強い社会性(リアリティ)を背景にするし、歴史映画であるなら歴史的実存(リアリティ)の尊重を欠かさない。深みがあり緩みがないのだ。 ここでも一人の若者の「自立」を描くふうを装いながら、国家や共同体という普遍の問題をも示唆している。 住宅団地は昭和から平成にかけての栄枯盛衰を象徴する都市風景である。 それをドキュメント(記録映画)風な映像で描写し、静かに物語を進める。 失った共同体を再構築したのが住宅団地。その重力のなすがままに中卒の主人公は団地にいつく。そこに人生の愉悦を求める。 日本の津々浦々には無数の共同体が存在する。会社法人など契約的共同体、宗教団体や政治結社、あるいは在日朝鮮(韓国)人など外国人コミュニティや沖縄県人、アイヌ人社会などをこの住宅団地のメタファにもできる。 この映画はそこで語られるのかもしれない様々な言葉をつなぐ。 その言葉ふるまいに対して「外部」のものはどう受けとめたら良いのだろう。それを考えさせられる。 そしてまた、それら共同体の当事者がどう「外部」と対面し、浸潤し、調和してゆくかの道筋も示される。 終盤に過去の話へ唐突に切り替わる。物語が激しく動く。ユーモアやアクションも取りそろえて退屈させない。 100人余りいた中学の団地仲間は誰もいなくなる。最後の一人となった主人公がようやく団地から抜け出るラストシーンは感動的だ。
- kumiko
5.0点
例によって、前知識無く観た。 最初は、濱田岳、小学生って・・・となめた気持ちでいたが、 グイグイ引き込まれていく世界観、 伏線の回収と共に人の気持ちの変化と言うもの、 強さと言うもの。 良かった。 濱田岳最高だ。 華を添えている女優さん達も最高だ。 良い映画を観たと思う。
- gen********
4.0点
過去の事件をきっかけに団地から出られなくなった主人公。団地の中なら安全だと言う主人公の定義付けが子供っぽい。濱田岳は子供~大人までを演じてるけど、終始演技はあまり変化に富まず、ずっと濱田岳のまま。まあ、時の流れを物語の題材にしていて、主人公はどうしても成長出来ない事情があったからあのままなんだろうなと見ていくうちに納得した。エロシーンも、ぎこちない中に押さえきれない性欲が溢れ出てしまう様が妙にしっくりいくのは、失礼だがやっぱりあのルックスだからかなと。男性視聴者がヒョーっ!となっているエロシーン。ハルちゃんはドラマで見せる優等生キャラに飽きてきたから、今回振り切っていて上手い女優だなと再確認出来て良かった。でも皆さん絶賛の倉科カナがいつものブリブリ演技で上手いもクソもねーじゃん!でしかないが、褒め称える男性視聴者(らしき)が多いところを見ると、やっぱり男はああいうのが堪らないんだなと納得w でも別れ際、髪を切って階段降りていく後ろ姿は凄く綺麗だった。永山絢斗も何て言うか、とにかく上手だった。大塚寧々は可愛くて、岳のママにはもったいないな。ブラジルの女の子、マリア役の子!凄く上手かったなぁ。それをいたぶるサイテー義父役の田中圭はあまり悪のイメージ無かったからギャップにやられた。普段から悪人面の俳優が悪人やっても見てるこっちが「こいつ悪者だな」って構えるから意外とあっさり見てられるけど、田中圭は顔が悪役じゃないから恐ろしさが増した。器用な俳優だなと思った。全体的に長い映画で真ん中辺りで視聴止めようかなと思った。この監督が好きなマニアは良作って言ってる人多いし作品としては上手い作り方なんだろうが自分はあまり好きな映画じゃなかった。多分途中で濱田岳の芝居に飽きてしまったんだと思う。良い役者なんだろうけどね。星4つにしたのは、脇で頑張った永山絢斗とハルちゃんと田中圭が凄く良かったと言うことで。
- qaz********
3.0点
物語の捉え方により感受性を多様に働かせるか表面的に提示しているベタ部分だけを捉えつまらなく感じるか分かれる作品。 この映画を母子の感動作品や主人公のトラウマや執着を理解させるための物語と捉えるのは短絡的である。 名前も知らない作家の小説を読むように変わって見える男の周辺に巻き起こることを淡々と感じながら四方八方に考えを巡らせながら見るのが丁度いい。 例えば各登場人物の物語と行動に移る岐路を選択肢する経緯は分かりやすく提示されており主人公の世界がメインではなく群像劇なのだと分かる。 演出はシニカルなコミカルな部分ではコケてるがシリアス部分に無機質に繋がる点が良いリズムで、小さくて特異な世界と一般的な境界線を繋いでる。 設定上逆なパターンが多いと思うがこの映画では一般的な世界に感傷的なものが存在する。 この映画の演出の中でも秀逸に感じたのは腕がある殆どの役者達はその平均よりワントーン抑えた演技をしており、まだ新人に呼ぶに相応しい役者に対しては綿密に演技指導が入っているのではないかと思われる自然さだ。 役者達は人生の中の一片として熱い演技というわけでもなく旅立つ。 予想通りな事情から小さな世界から主人公にもまた変化があるが、そこだけは熱く或いは勿体ぶって演出するかと思っていたがドライだった。 貴女自身が感じられるものだけをそれぞれに受け止めてくれとマイペースに進むロードムービーを見たかのようだった。
- jag********
3.0点
ネタバレ波留と田中圭が頑張っていた
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ft0********
3.0点
ネタバレ濱田岳がハマってた
このレビューにはネタバレが含まれています。 - yok********
4.0点
ネタバレ面白かったです。
このレビューにはネタバレが含まれています。 - cyborg_she_loves
2.0点
ものっすごくヤボなこと書きますので、感動したという方、あるいは感動したいと思われる方は、以下のレビューは読まないことをお勧めします。あくまで「私は」この映画が不愉快だった、というまでの話ですので。 この映画を見て、そうそう、こういうトラウマってあるよな、かわいそうだな、でも必死でそれと戦おうとしてる姿が感動的だな、と思う人は、自分の中にも、親しい人の中にも、本物のトラウマというものを体験したことのない人じゃないかと私は思います。 だってこの悟(濱田岳さん)っていう男、団地の外に出られないという1点以外は、団地の中なら1人で平気で夜でも出歩けるし、団地の外の知らない人(TVレポーターとか)とも平気で会話できるし、好きな女の子にふられてもちゃんとその事実を受け入れられるし、ケーキ屋が駄目になったらケーキ教室を考え付いて、団地じゅう宣伝までしてまわれるし、最後は凶器もったヤクザにまで向かっていける。なぁんだ、ものすごく善良で、常識的で、判断力も行動力も、命かけられる勇気もあって、なんの問題もないじゃん。それで団地の外に出る階段だけあんなにおびえるって、ぜんっぜん共感できない、いかにも現実のトラウマを見たことのない心理学オタクの考えたストーリーです。 その「いかにも」っていう話を作っておいて、ね、いい話でしょ、と自己満足に浸ってるところが、私には我慢できないところでした。 ただ、私自身、高度成長期に未来都市みたいなデザインのニュータウンに住んでたことがあって、しばらくぶりに行ってみたらそのさびれ具合にけっこう愕然とした経験を持ってるものですから、真っ昼間からサビだらけのシャッターが全部閉まってる商店街の風景とか、団地の盛衰の描き方は、すごくリアルでした。そこだけは共感できた。
- you********
4.0点
ネタバレ終盤が呆気無い
このレビューにはネタバレが含まれています。 - つとみ
2.0点
もっとコメディ作品かと思ったけど、そんなに笑えないし、後半にいたってはすっかりシリアスで、社会派要素やメッセージ性なんかも盛り込んであって、とにかく全部盛りのバースデーケーキみたいだった。 団地という限られた世界でも社会はあるっていう物語かな。 結局、なにが言いたいんだ?って感じか拭えない。 物語があっちへフラフラ、こっちへフラフラ、何を見たらいいのかわかりません。 興味深い場面や面白い場面はあるけれど、全体的にはイマイチ。
- yxw********
5.0点
91/100点 DT臭い濱田さんと波瑠さんのイチャイチャが、すごくエロい。別に脱いでいる訳でもないんですけど。なんかやらしい。 多分監督さんは変態でしょう。(褒めてます) 普段いい人役が多い田中圭さんのクズっぷりもハマっている。この人絶対本性は怖い人だと思う。道で声かけたら殴られそうです。 内容的には昭和世代にはたまらない切ない感じ。 特にニュータウン構想の最中、マンモス団地への憧れとその後の衰退をリアルタイムを見てきた私にとっては胸がいっぱいになり去就にかられました。
- ros********
4.0点
濱田岳くんと中村義洋監督の鉄板コンビなので、気になってた作品です。 あと濱田岳くんがラブシーンでめちゃくちゃ緊張した話をしてたので、ちょっと興味も(笑) でも濱田岳くんらしい(?)ラブシーンで、ちょっとほっとしたり(笑) 濱田岳くん演じる13歳の悟が団地を一歩も出ずに団地の中だけで生活を始めるという話なのですが・・・ 確かに団地の中だけである程度の生活は成り立つ。 けど、まわりの人たちは次々と団地からいなくなり、団地自体も寂れて行ってしまうんですよね。 現実でもニュースになってますが、住人の高齢化や建物の老朽化は深刻な問題です。 映画の中でも、団地に外国人を受け入れていくようになります。 濱田岳くんが小学生から演じるのですが、小学生を演じれるのは彼ならでは! でも本物の小学生と一緒にいるとさすがに無理があったけど(笑) 団地から出ない話って・・・・って思いながら見ましたが、なかなか切なかったです。
- たろ
4.0点
ずっと同じでいたいと思っても時の流れは残酷で、 変わろうと努力しても報われず、 かと思えば、努力もせずに今まで越えられなかった壁がいとも簡単に越えられたりと。。。 団地から出る必要がなければ出る必要もないし、出たくなれば出ればいいのだ。 出る時が来れば誰でも地球からだって出られる。 ただこの映画、切ないなあ。。。
- fg9********
4.0点
…あらすじは、解説のとおり。 1980年代初頭、『団地』という新しい生活スタイルが出始めた頃の話し。 団地全体が一つの町であり、生活必需品はすべて団地内で賄える。 その団地で、小学校卒業後、主人公の少年(濱田岳)は中学には進まず、団地からは一歩も外へ出ないで生活していくことを宣言する。 ええ~っ、濱田岳が中学生。 流石にそれはないだろうと観続けるが、そのうちそんなことは忘れてしまう。 先の宣言の裏には、濱田岳が過去に辛い経験をしていたことが後で明かされて納得。 やがて月日は流れ、同級生たちは次々と団地から離れていくが、濱田岳は団地内のケーキ屋に就職する。 その後、二人の女性(倉科カナ・波瑠)との恋愛模様が描かれるが、団地の外へ飛び立てないことが災いして破局。 団地は、いよいよ過疎化が進み、外国人労働者にも開放され、サッカーを通じて一人の外国人少女と仲良くなる。 この少女のオヤジを田中圭が演じているが、底冷えのする悪さが堪らない。 話しが長くなってきたのでこの辺で止めるが、団地という一つのステータスと衰退が、PTSDを抱えた一人の少年の克服・旅立ちとがオーバーラップした、心地よい作品に仕上がっていた。 また、エンディングの『エレファント・カシマシ』の歌もこの作品に相応しくて良かった。
- C******
4.0点
付箋がうまい具合に色々なところに貼ってあって紐解かれていくのが面白い。 配役も絶妙。 たくさんの人物…特に同級生が出てきますが、懐かしい気持ちで見られます。自分もその中の1人になった気分。 団地=胎内のような感覚に陥りました。 最後は悟にエールを贈りたくなる。 昔から知ってる友達の成長を見ているような。 見る人によって自分の色々なシチュエーションに置き換えられる。 ちょびっと涙ぐむ、そんな作品です。
- mat********
2.0点
なんかぶれてて違和感が残った作品。 マリアの話に重きが置かれすぎて、結局闇感が強かったなあと。 良いラストなのに、何かすっきりしませんでした。 個人的に、田中圭のあんな役は見たくないし合ってない。。 他の中村義洋作品の方が圧倒的に好きです。
- しらす
4.0点
面白かった。 ジワジワ、なるほど、 そっかそうなるんか~ みたいな。 ズドーンというものはないけど ふ~んって感じ。