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カラスの親指 (2012)

監督
伊藤匡史
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3.81 / 評価:1834件

評論家連中への試金石

  • mus***** さん
  • 2012年11月18日 2時41分
  • 閲覧数 2719
  • 役立ち度 52
    • 総合評価
    • ★★★★★

日本の商業映画にも、稀にこういう玄人好みの映画が出現する。
なんでこういう掲示板の評価が高いのか不思議な気もするが、業界にとってはひとまず喜ばしい事なんだろう。

冒頭の第1カットから危険な香りが漂っていた。空間を易々と越境し、どこまでも多面的な情報を捉えて行く。おいおい、溝口かアンゲロプロスでもやり始める気か? と思っていたら成瀬の如き流麗さを見せ始める。時折見せる緩やかな時間の飛躍や、オフサウンドの生々しさはエリセでしょ? まあだいぶオブラートには包まれているが、商業映画としてはこれで限界点なんだろう。
そういえば空間の越境に関しては新しい試みも見られたし(少なくとも私は見た記憶がない)、確信的だというのは、最後にハッキリと小津へのオマージュを入れてきた事で確認出来たからよし。
DVDが登場したら、うちのテキストは当分これで行きますよ。

しかし評論家や映画ライターを名乗る連中をふるいに掛ける、いい試金石が登場した。
こういう作品が出てきた時は、みんな注目した方がいい。いかに映画を知らない連中が多いことか。

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