2012年8月4日公開

あの日 あの時 愛の記憶

DIE VERLORENE ZEIT/REMEMBRANCE

1112012年8月4日公開
あの日 あの時 愛の記憶
3.8

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

1976年、ニューヨーク。夫と娘と幸せに暮らすハンナ(ダグマー・マンツェル)は、テレビから聞き覚えのある声が流れていることに気付く。画面に目をやると、トマシュ(レヒ・マツキェヴィッチュ)がインタビューを受けている姿が映っていた。1944年、ポーランド。アウシュビッツ強制収容所へ送られたハンナ(アリス・ドワイヤー)は、そこで出会った政治犯トマシュ(マテウス・ダミエッキ)と恋に落ちる。所内の様子を捉えた写真ネガをレジスタンス仲間に渡す任務を遂行していたトマシュは、ハンナを連れて脱走を敢行し……。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(23件)

切ない17.8%ロマンチック11.0%悲しい9.6%絶望的9.6%勇敢8.2%

  • fg9********

    5.0

    類い稀な偶然が奇跡を……

     …あらすじは、解説のとおり。  アウシュビッツ強制収容所もの。  本作では、それほど強制収容所の苛酷さは描かれていない。  その収容所で、ポーランド人の政治犯トマシュとユダヤ人のハンナは愛し合っていた。  トマシュの積極的な働きかけで二人は脱走に成功する。  この時の脱走の模様は、結構スリリングで応援したくなってしまう。  この後、ハンナはトマシュの実家に匿って貰ったり、トマシュが任務で出かけてしまった後は、トマシュの兄の家に身を寄せる。  兄の奥さんは、鼻歌交じりで洗濯物を干したり、とても陽気でハンナにも親切だったが、ソ連軍がやってきて兄夫婦は拉致されてしまう。  一人取り残されたハンナは自力でベルリンを目指すが、途中で行き倒れてしまう。  しかし、運よく通りかかった赤十字の車に拾われる。  話が大分長くなってきたのでこの辺で止めるが、1976年、ニューヨークに家族と住むハンナの回想として物語は進行していく。  収容所脱走後、二人はお互いが死んだものとしてその存在を過去に葬っていたが、果たして二人の人生は再び交錯することができるのか???  この物語も実話を元にしたものらしいが、類い稀な偶然が再び二人の深い愛を甦らせた奇跡には溜息が洩れてしまう。  幕引きはサッパリとしたものだったが、ご大層に締め括るよりはよっぽど余韻があって味わい深かった。

  • oce********

    3.0

    収容所で生まれる恋

    アウシュビッツ強制収容所でハンナとトマシュは出会う。 そこから一緒に脱走を試み、32年後の現在ハンナは平穏な生活を続けていたが、TVでトマシュが生きていることを知りハンナは彼を探す旅に。 映画は収容所と現代を交互に移していき、いかにして脱走できたのか。 そして現代の二人の状況を映していく。 収容所で運命の相手を発見したとなれば、絶望的な気持ちしかない反面、生きる気力も湧いてくるというもの。 ただ現在の生活ぶりは必要あったのかどうかは疑問。 むしろ収容所内での緊迫した空気から、いかに二人の想いは強くなったかの方が気になるというもの。

  • shi********

    3.0

    劇的なはずの物語だが、控え目に作ったか。

    ナチスの収容所から脱走した男女の物語。 混乱の中離れ離れになり、お互いに死んだものと思っていたが30年後、男が出演したインタビュー番組を女が偶然見たことで再会を果たす物語。 主に描かれるのはポーランドでの過酷な収容所生活と脱走劇。 男・トマシュはユダヤ人ではなくポーランド人。 反ナチス活動をしたことで収容され、労働させられている。 しかし女・ハンナはユダヤ人。 いずれは殺される運命にあることはわかっているが、2人は看守の目を盗んで愛を深めていく。 毎度思うことだが、やはり収容所の生活は過酷である。 ただし本作はさほど強烈なところはない。 心を痛めるものであるのは確かなのだが、さほど迫るものはない。 控え目に作っているのか、それともこれは私の目が慣れてしまったのか。 これが後者ならば自戒すべきなのだが、本作はその他にも控え目に作っていると感じる点がいくつかある。 収容所からの脱走やその後の逃亡劇などはそこそこの緊迫感があるが、30年後、ニューヨークに在住する彼女の姿は淡々と描かれる。 家庭をもっているのだが、その過去を巡る葛藤はさほど深くは描かれず、また彼を探す手段は電話のみ。 それなりの面倒さはあるが、困難を極めたわけではない。 実在の2人をモデルにしたということだが、そのせいか敢えて無闇に盛り上げなかったかとも思う。 無用な盛り上げや下手なお涙頂戴に走らなかったことは良しとも言えるが、この事実はまさに「小説より奇なり」と言えるほど劇的なもの。 その事実と比べると控え目過ぎた気もしてしまう。 ポーランドの番組がニューヨークで放映され、それを立ち寄ったクリーニング店でたまたま目にする偶然。 店に寄る時間が数分ずれていたら・・・。 結局このあまりに奇遇な偶然性が最も印象に残る作品であった。

  • ここあ

    3.0

    確かにあの時の愛の記録でした…

    強制収容所で支配する側にいる男(スパイみたいなことをしている)がユダヤ人女性を好きになり、2人で脱走する。その頃は、連絡手段など無いので、結局行き違いから別れて、現在は、女性は米国に渡り、裕福な生活をしている。男も、死んだと思っていたが、最後は生きているのがわかった。最後、女性が男の所に会いに行くが、ここで終わる。既に2人とも家庭がある。実話では、その後、どうなったのだろうか。いいお友達として連絡を取っているのかしらん。戦争の悲惨さに引き込まれて見入ってしまいましたが、男の兄が連行されたり、当時の事情がよく分からなかった。

  • Kainage_Mondo

    3.0

    もう少し何とかなった筈。

    ナチスの強制収容所の中で、短時間と言えど男女が密会できたのか ? ウォッカはじめ、あのような物品の数々を持ち込んだり使用することが出来たのか ? 等という突っ込みは、 “実話に基づく物語” の一言でぜ~んぶ呑み込んだ。ただ、収容所の中という異常な環境に男女2人が置かれた場合、平時とはまったく異なる恋愛感情の育ち方はあるだろう、そう思いながら序盤を観た。 ポーランド人の反ナチス活動家トマシュとユダヤ人女性ハンナが、1944年 → 1976年という時間を経てお互いを “発見” するのだから、実話とは信じられない劇的な展開になりそうなものだが、これが意外に地味なのである。脱出時のはらはらドキドキを除けば、心が揺さぶられる感動の瞬間も無く、熟考したであろうラストシーンも、ああするしかないよね~と思いながら、余韻が残るものではなかった。 抑えを利かせようとして抑え過ぎたのかも知れない。ヴィットリオ・デ・シーカ監督張りを期待すべきではなかった。 個人的には44年の若いご両人はOKだが、76年時はトマシュ役はOK、肝腎のハンナ役はNGという印象だった。困惑・電話・タバコ・夫に対する頑なな態度など、感情移入すべきところなのに批判的な考えが頭を過ってしまった。 ナチスに蹂躙され、終戦直前からはソ連に蹂躙されるポーランドの不幸に気持ちが塞いだが、トマシュ母のユダヤ人に対する態度は大概だった。ナチスの将校に珈琲をふるまう下りは、自爆覚悟の引き離し工作であり、一般のポーランド人は自国内のユダヤ人を嫌っていたらしいことを描いて印象深かった。

スタッフ・キャスト

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アリス・ドワイヤーハンナ・ジルベルシュタイン(1944年のハンナ)
マテウシュ・ダミエツキトマシュ・リマノフスキ(1944年のトマシュ)
ダグマー・マンツェルハンナ・レヴィーン(1976年のハンナ)
レヒ・マツキェヴィッチュトマシュ・リマノフスキ(191976年のトマシュ)
スザンヌ・ロタールステファニア・リマノフスカ(トマシュの母)
フロリアン・ルーカスハンス・ヴォン・アイデム
デヴィッド・ラッシュダニエル・レヴィーン(ハンナの夫)

基本情報


タイトル
あの日 あの時 愛の記憶

原題
DIE VERLORENE ZEIT/REMEMBRANCE

上映時間

製作国
ドイツ

製作年度

公開日