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リヴィッド (2011)

LIVIDE

監督
ジュリアン・モーリー
アレクサンドル・バスティロ
  • みたいムービー 27
  • みたログ 70

2.95 / 評価:39件

謎的アート詩なアレンジの映画

  • ion***** さん
  • 2014年5月6日 0時41分
  • 閲覧数 921
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画を理解するのに少し時間がかかった
一般的な王道の映画解釈から外れている、という事に気がついて
すべて謎が解けた
この映画はいわばフランス人的な直感アート的アレンジ
に基づいているのだと私は思う

幻想文学にかぶれたことが有る人はよくわかると思うが
古典の幻想詩などに影響を受けて
謎めいていて綺麗な単語の組み合わせで謎的アート詩を作ったりする
美大生がダダイズムに影響を受けて
何かメッセージがありそうな謎オブジェを作ったりする
フランス人が日本のスシやベントウから影響を受けて
フランス人の美的センスで前衛アートっぽく仕上げたりする
その感覚と同じなのだ

サスペリアなどの古いホラー映画の感覚から影響を受けて
現代を舞台にフランス人監督が詩的にアレンジして作った作品

日本人から見るとフランス人の感覚で仕上げたスシやベントウは
「え?どうしてこの食材と食材を組み合わせようと思ったの?」
「まあ、見た目は綺麗だけど。。。」って感想が出てくると思う
この作品もそれと同じだと思う

例えば
緻密に映像の目的の構成が計算される一般的な王道の映画解釈では
冒頭の虹彩異色症のアップ、は完全に伏線である
ストーリーが進んで行って怪老婆の目をよく見ると虹彩異色症で
「なんと子孫だったのか?!」と言う伏線回収
どんでん返しなどが待っていたりするのだが
この映画ではそういう系統の映画解釈は放棄している
完全に前衛ヴィジュアル先行で
「オッドアイって幻想ファンタジー的で美しいでしょ?」と言うだけなのだ

こう考えると謎シーンの説明はすべて解決する
「こういうアレンジって前衛ファンタジー的で美しいでしょ?」
と言うことがやりたかっただけなのだ

ただそれ以外のシーンは
一般的なホラー映画の手法で描かれているし
「素手で殴る」などと言う超即物的な描写も加味されている一方で
「少女が仰け反りながら宙に浮く」と言う幻想ヴィジュアル的なシーンが
突出したセンスなので説得力を持ち、なおさら観客は混乱してしまう
ただ前衛的と言うわりには一般的な映画の手法を完全に捨て切れてない
演出のチグハグさがこの映画の欠点だと思うので
2点
いくつかのシーンの突出したヴィジュアルセンスに+1点
3点です

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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