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ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド (2012)

MARLEY

監督
ケヴィン・マクドナルド
  • みたいムービー 36
  • みたログ 86

4.24 / 評価:45件

魂の歌の根源がここにある

  • ibukulo- さん
  • 2012年9月21日 1時55分
  • 閲覧数 561
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

ボブ・マーリーは昔から大好きで、洋楽好きの友達の間で名盤として有名だった「LIVE!」を買ったのは1978年で、18歳だった。

その当時、僕が傾倒していた音楽はハードロックとプログレッシブロックだった。しかし、このアルバムの持つ熱気と圧倒的なボブ・マーリーの歌に引き込まれて、それらとは全然違うテンポの、このレゲエという曲を突きつけられても、少しの違和感もなく受け入れ、そして、覚えていないほど何度も聴きまくった。

当時は、DVDはおろか、市販ビデオというものさえこの世に存在しなかったから、ボブ・マーリーの姿は写真でしか見ることが出来なかった。

だから、「LIVE!」を買ってから何十年も経ってからライブ映像を見たんだけれども、それはもっともっと大変なものだった。
ボブ・マーリーは、魂をそのまま歌にして流していると思った。
その歌う姿は、凄いなんて陳腐な言葉では語れないほど圧倒されるものだった。


この映画でも、それを垣間見ることはできる。

しかし、この映画の真の素晴らしさは、当時だけでなく、ボブ・マーリーが死んだ後もほとんど伝わってくることがなかった彼の生い立ち、ミュージシャンとしての足跡、プライベートでの行動などについて色々と教えてくれる点だ。

死因についても、当時は脳腫瘍だと言われていた。宗教上の理由で、彼が髪を洗わなかったこともその一因だなどと、半ば真剣に語られたりもした。この映画を見てから何人かの友人に確認したが、皆その認識だった。しかし、この映画で全然別の理由だとわかった。

それと、彼の父と母についても、彼の奥さんについても、同僚のミュージシャンやプロデューサーについても、この映画で初めて知ったことが色々とあった。

けれども、それよりも重要なのは、彼の考え方の高潔さ、人間性の素晴らしさがわかる点だ。
そしてそれを、音楽を通して実践していく彼の姿が映し出されている。
このドキュメンタリー用に撮影したインタビュー部分の映像が極めてきれいなことと相まって、それらが深く印象に残っていく。
だから、途中で飽きてしまいがちなドキュメンタリーというジャンルの映画なのに、最後まで少しも飽きることなくスクリーンに引き付けられる。


そんな映画なので、少しでも、ボブ・マーリーという人間に興味がある人には、見ることを強くお勧めする。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 勇敢
  • 知的
  • かっこいい
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