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Virginia/ヴァージニア (2011)

TWIXT

監督
フランシス・フォード・コッポラ
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2.58 / 評価:170件

不安な浮遊感覚

  • 一人旅 さん
  • 2018年9月13日 22時10分
  • 閲覧数 730
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

フランシス・フォード・コッポラ監督作。

とある田舎町を舞台に、猟奇的殺人事件の真相に迫ってゆくオカルト作家の姿を描いたホラー。

代表作『ゴッドファーザーI&II』以降、80年代に『ワン・フロム・ザ・ハート』『アウトサイダー』『タッカー』、90年代に『ドラキュラ』『ジャック』『レインメーカー』と多岐に渡るジャンルの秀作を撮り続けてきたものの、2000年以降はいまいちパッとしない巨匠:フランシス・フォード・コッポラ監督による幻想的怪奇譚で、主演をヴァル・キルマー、彼の前に度々姿を現す謎の少女をエル・ファニングが演じています。

とある田舎町を訪れた三流オカルト作家の主人公が、町で起こった猟奇的少女殺人事件の真相究明に向けて独自に調査を進める一方で、当該事件を題材にした新作小説の執筆に邁進するその顛末を描いたミステリー仕立ての怪奇映画で、現実と幻想が混在した独特の映像世界が観客に不安な浮遊感覚を体感させてくれます。

作劇ではなく映像で魅せ切る視覚重視の怪奇譚で、モノクロ調に一色の原色(鮮血の赤、レモンの黄…)が混じった幻想的映像が主人公の現実と鮮烈なコントラストをもって映し出されています。ゴシック小説の大家:エドガー・アラン・ポーの幻影や主人公の前に幾度となく姿を現す蒼白い少女の存在が物語の迷宮性を深めていて、殺人推理劇と幻想ホラーが融合した異色の作風が全編に亘って貫かれています。

映像への拘りを追求し過ぎたためか肝心のストーリーが散漫になってしまった嫌いのある怪奇譚ですが、デヴィッド・リンチにも似た不条理で夢見心地な感覚を味わいたい方にはもってこいの映画でもあります。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ファンタジー
  • 不思議
  • 不気味
  • 恐怖
  • 絶望的
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