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ダブル・キラー

ダブル・キラー

ENEMY AT THE DEAD END

91

黄昏の息子

1.0

ネタバレ破たんしたドラマ

「いかに観客の意表をつくか」ということに専念するあまり、シナリオが完全に破たんしています。 主人公は、怪我で体が思うとおりにならない状態の入院患者で、生きるのが嫌になり、自殺行為を繰り返しています。 その隣のベッドに、頭に大けがをして、体を動かせない状態の男が入ります。 頭の打撃により、記憶を失ってもいます。 主人公がよく見ると、なんとその男は自分の妻(確かスジン)を殺した男です。 ここで、主人公の「生きるテーマ」が生まれ、復讐のために生き続ける決意をします。 「絶対にコイツを殺してやる」 ところが、腕の先しか動かせないので、隣の男に手を伸ばすことも出来ません。 その男に、医科長(かなんかのエライ名医)が「神の手」による治療を施し、隣の男は徐々に快方に向かってしまいます。 こりゃいかん。早いとこ殺さねば。 隣の男は次第に記憶を取り戻しますが、その男は主人公に向かって、「スジンを殺したのはお前だ。絶対に生かしてはおかない」と言い放ちます。 主人公は困惑しつつも、「スジンを殺したのはコイツ」とさらに思うようにし、男の命を執拗に狙います。 ここから先は、辻褄の合わないことばかり。 「神の手」の医師は、実はスジンの娘だった。 この女医は、主人公と隣の男2人に、弄ばれるように殺された母親スジンの復讐をしようとしていた。 スジンは妊娠していたが、死ぬ間際に赤ちゃんを生み落しており、これが2人の世話をしていた看護師(20歳ちょっとくらい)になっている。 となると、事件が起きたのはかなり前のことですね。 「スジンの娘」を基準に考えると、病院の医科長になっている年齢なので、少なくとも40歳代後半から50歳のはずで、事件は35年は前の出来事です。しかし、この女医の外見はどうみても30代。 赤ちゃんを基準にすると、今が20歳前後なので、事件は20年前。その時、女医は10歳になるかどうかの子供だったので、今は30歳前後です。 30歳で医科長になる女医って、果たしてアリ? 親の無い女児が、どうやって医師になり、病院の中で権力を持ちうるまで上り詰めることが出来たのでしょうか。 また、主人公と隣の男は、少なくとも50歳代後半から60代でしょうに、ジーサンとはかけ離れています。 時制がぐちゃぐちゃで、万事ご都合主義なのは、韓流映画の典型的なパターンです。 やはり、単に客を集めることが、この映画の目的なのだろうと感じます。 「チャングム」に熱狂した後、韓流映画やドラマは800本くらいは見たと思いますが、嫌いになっていくばかりですね。 最後は、この映画への感想ではありませんが、それを除外しても、☆はマイナス5以下で、選択肢が無いので仕方なく1にします。 看護師が「どことなくエッチな感じを醸し出している」ところだけは良かったです。 白い制服の効果なのでしょうけど、さすがエロ心をくすぐることだけは、わきまえています。

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