面白味も味わいもなくただただ珍しさのみ
- oir***** さん
- 2020年11月15日 10時28分
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恐らく少年院入所中の青年。数日後には退所となるがなぜか弟が面会に訪れ、数年ぶりに訪れた母親からイタリアに連れ帰りたいと言われたと青年に告げる。
母親を快く思っていない青年は、弟も自分のように都合が悪くなれば母親から捨てられることを見越し猛烈にイタリア行きに反対する。
しかし、出所後ではイタリア行きを阻止できないからと、愚かな実に愚かな取り返しのつかない凶行を犯してしまう・・・・
視聴後に英語版ウィキを見てみても実際の事件かどうかは分からず、映画内におけるフィクションと捉えた方がよさそうだが、ムード的には〝日常の出来事を切り取った”ような普通感が漂う。
パッケージをよく読まず、人物の容貌的に実は最初はトルコか中東圏の映画と思い込んでしまった。
あえてドラマチックにしない演出的にも中東系と似通っており、東欧と言えどルーマニア映画は中東的臭いが感じられた。※本作がルーマニア映画初体験
視聴感としては可もなく不可もなく、ただ青年の激情抑制できない「デカい子供」的未熟すぎる精神には、出所間際なのになぜ我慢できない?? とイラつかせられたが、それだけ母親に連れ去られる小さい弟を愛していたのだろう、と思う他なし。
と同時に米国的エンタメ演出にゲップが出ている状態だったので新鮮ないい息抜きになってくたという肯定感もあり。
思い出したが南米アルゼンチンやウルグアイ映画も似たような非エンタメ的演出が妙に心地よかった記憶があるので、本作のような〝日常切り取り的”演出が世界的には主流であり、日本も中韓も毒されている米国流エンタメ演出が異常なのかもしれない。
勿論本作の映画内エピソードは十分異常だが。笑
総評3.0の三ツ星
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