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ペイド・バック

ペイド・バック

THE DEBT

113

myd********

4.0

レイチェルを演じた二人が素晴しい作品

昨年アメリカで観ました。日本では残念ながら劇場公開は無いようですがDVD発売されるようで、スパイ映画ファンにはぜひ観ていただきたい作品です。 さて、嘘というのは、その場はよくともつき通すことで結局人間をじわじわ蝕んでいくものと考えますが、本作まさしくその恐ろしさを表現していたと考えます。 脚本が良いと思ったら、『キック・アス』、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション 』のマシュー・ヴォーン& ジェーン・ゴールドマンでした。それらの前の作品のようですが、外れの無い脚本家で安心して観れますね。 主演のレイチェルを演じた二人、ヘレン・ミレンとジェシカ・チャステインは共に難しい役を見事に演じていたと考えます。 ベテランのヘレン・ミレンの凄みある演技も良かったですが、ジェシカ・チャステインも別の作品ですがアカデミーにノミネートされるだけの役者だと思います。 いずれにしても、この二人の演技がこの作品の肝であったと思います。 唯一サム・ワーシントンが、どうしても『アバター』のイメージが残ってしまい彼だけが違和感あったのが残念でした。 『恋におちたシェイクスピア』以来もう一息の作品が続いたジョン・マッデン監督ですが、脚本に助けられたとはいえ、30年前と現代を行き来する演出も冴えていたと考えます。 最後まで重く暗い作品ではありますが、たまにはこういった作品もいいなと思いました。

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